ピークハントしない贅沢がここにある。三条の湯で優雅にテント泊

他の山々
【景品表示に基づく表示】

本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

私は必ずしもピーク(山頂)を目指さなくてもいいと思っています。

それは山に登る理由がピークハントではないからかもしれません。

季節ごとに変る山の景色、日が暮れる時や朝日が昇る時の自然が作り出す美しいグラデーション、自然が織りなす景色などを観るために山へ登っています。

あと、私がテント泊が好きな理由は人の目を気にせずにだらだら過ごせるからです。

ただ、テント泊は意外に忙しいんです。

テントを張り、寝床を準備し、荷物を整え、必要な場合は着替えて、晩酌の準備をします。

これだけで、余裕で2時間以上かかります。

さて、ピークハントしていたらどうでしょうか?

場所にもよりますが、山行が長い場合はテント場に着くのは16時になっている事もあります。

そこから色々と始めるとあっという間に夜です。

夜も忙しいんです。星空観測をしたいので。朝からピークハントを目指すと早起きしないといけないです。

そうするとだらだら過ごす時間が無いです。

と言うわけで、ピークハントをしないでテントでだらだら過ごせるテント場を紹介します。

それは「三条の湯」です。

たまにはピークハントせずにテント泊を楽しむのみありではないでしょうか?

また、今回はサオラ峠経由で下山しました。その様子も記事にしましたので参考にして下さい。

【注意】

登山をする際は十分な事前準備をして、体調を整えてから登ってください。そして、山には残さず、山の物は取らず。楽しく登山をしましょう。

イメージ動画

三条の湯や山道の様子をイメージしたい方はこちらの動画をご覧下さい。

約5分ほどの動画です。

映像で観るとより三条の湯の雰囲気や良さがわかります。

三条の湯でテント泊

東京都最高峰の雲取山の近くに三条の湯というテント場があります。

ここが居心地が良くロケーションも素晴らしいです。

理由の一つに、テント場に温泉があるからです。

その昔、傷ついた鹿が傷を癒やしているところ発見した先人が温泉として開拓したとかなんとか。そういう言い伝えがある温泉です。

登山者としてはありがたいですよね。ここまで重たい荷物を持ってやってきましたから。

お風呂は二カ所あります。大きいお風呂と小さいお風呂があります。

人数が少ない場合、一つのお風呂のみです。

時間帯で男女湯決まっています。

お風呂は13時ぐらいから入る事ができました。今回は13時ぐらいにテント場についたので、テントを立てた後、すぐさま温泉へ行きました。

お湯は薪ボイラーで暖めていました。令和なのに昭和にタイムスリップした感じです。

薪も倒木した木を利用しているみたいです。

薪暖炉や眼鏡ストーブなど石油やガスを使わないSDGSな山小屋です。

そして、理由の二つ目はテント場に川がある事です。

キャンプ場ならば川が流れている場所はいくらでもあると思います。

ただ、山のテント場に川が流れている事はそうそうありません。

雨の前後などは注意が必要ですが、晴れが続いた日、猛暑日などにテント場に川があると癒やされます。

川は冷たく気持ちが良いです。

そして、お酒を冷やす事ができる嬉しい特典付きです。

温泉に入り身体が暖まっている中でキンキンに冷えたお酒を飲む贅沢。

こんな贅沢ありますか?

まだ日が高い明るい時間から飲む背徳感も最高です。

仕事頑張ってよかったと思う瞬間ですね。

お酒も飲んで、コーヒーも飲んだ後はお昼寝です。

だらだらするって決めてきていますから。いいんです。

で、目覚めると夕方です。

夕食を食べた後、また温泉に入ります。本日2回目です。

しかも、人が少ない平日だから貸し切りです。

そして、またお酒を飲むという贅沢の極みを堪能します。

そして、酔っ払いながら眠りにつきます。

朝はなんと6時ぐらいに起きました。山の朝としては寝坊ですね。

本当ならば、6時に出発しようと思っていましたが、ゆっくり準備をして7時ぐらいに出発しました。

本当に時間を贅沢に使いました。

ちなみに、三条の湯は電波が入りません。なので、スマホ離れをするには良い場所です。たまにはスマホがならない生活もいいです。

ただ、一日以上連絡が取れず、色々な方に心配させてしまいました。連絡したら「現在登山中」とか自動配信するシステムになると嬉しいですね。

サオラ峠経由で帰ります

三条の湯から往復4時間ぐらいで雲取山へ行けます。

雲取山へ一度行った事がある事と、午後から天気が崩れる予報との事で下山を選択しました。

ただ、同じ道を行くのはつまらないため、サオラ峠経由で帰る事にしました。

山小屋さんから「ザレているから気をつけて」と言われました。

まあ、なんとかなるかなと思いこの道を選択しましたが、結構なザレ場でした。

特にサオラ峠までの道がひどかったです。

行けますが、道なき道を歩く感じですね。

こんな道や

こんな道でした。

ある道はロープが張られていました。いざというときに滑落を防ぐものですかね。

動画をみてもらうとわかりますが、一歩進むと下へずり落ちます。

春先は鹿が新芽を食べてしまうために、土がさらさらと崩れてしまうそうです。

それにしても、結構な道でした。

さらに進みます。

丹沢天平はかなりだだっ広い道が続いています。

開放感があって気持ち良い道ですが、濃霧だと簡単に道迷いするだろうなと思いました。

ロープやリボンを探しながら進みましょう。

そして、丹波天平以降は元民家が多数ありました。

昔は活気づいた村だったのか、それとも林業を営む人達の家だったのか。

そんな妄想しながら歩いていました。

ただ、この辺りから疲れからなのか、山道を見付ける事が難しかったです。

よく見れば山道があるんです。

ただ、今までピンクリボンやマークがあっても悪路が続いていました。

なので、悪路が続いていても不思議に思わないのです。

なので、本来の道は迂回しますが、まっすぐ行って遭難しかけました。

リボン(ピンクの丸)の方面はうっすら踏み跡があります。

獣道なのかもしれませんが、今までの悪路を考えるとありえる道です。

「またこんな道を行くのか・・・」

そんな気持ちでした。

少し進んだ後に「これ絶対違う!!」と思いました。少し焦りました。

冷静になるために立ち止まり、水を飲み食べ物を口にしました。上を見ると山道らしい道があったので上に登り返しました。

結局、その道は作業道だったですが、無事に山道を見つけて下山することができました。

道迷いしたら、立ち止まる、道を飲む、それ以上下らないで戻るまたは上に登る事。

これは本当に大切です。

もうすぐ道路に出るはずだからこのまま下ろうと思うとあっという間に遭難するので気をつけて下さい。

まとめ

ピークハントしない贅沢が楽しめるのは「三条の湯」です。

温泉、川、自然、欲しいものが全てありました。

たまにはテント泊を堪能したい人、キャンプよりも刺激が欲しい人にはぴったりです。

是非、出かけてみて下さい。

ただ、サオラ峠経由は健脚登山者が踏み入れる山道です。

安易に行かないようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました