登山をしていると素敵な景色に出会います。スマートフォンやコンデジで撮ると観ている景色とはなんだか違うという経験はありませんか?
良いカメラが欲しい。
良いカメラは欲しいけど、30万円もするプロが持つようなカメラではなく、身の丈に合っているカメラを探していませんか?
登山や星空観察など、アウトドアでの撮影にはコスパの良いカメラが必要不可欠です。
しかし、カメラの種類や性能に詳しくないと、どのカメラを選べば良いか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、今回は登山に適し、かつコスパに優れたカメラ5選を紹介します。
私は本格的に登山を再開して2年ですが、カメラ歴は10年以上です。登山や旅行に行くたびに美しい景色を撮影してきました。フォトコンテストでは佳作に選ばれた経験があります。
思い出を色あせないように記録に残す事はいつでもあのとき楽しかった思い出をよみがえらせる手助けをします。
そのためにも、素晴らしい自然や風景、星空をそのまま切り取るカメラは欠かせません。
これから紹介するカメラがあなたの素晴らしい登山ライフの一助になれば幸いです。
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登山に適したカメラを選ぶ基礎知識
カメラを選ぶ際には、軽量・コンパクトなカメラが必要な理由や、防塵・防滴・耐衝撃性能、バッテリー持続時間、画質の重要性とセンサーサイズについて考慮することが重要です。
軽量・コンパクトなカメラが必要な理由
登山やアウトドアなどのアクティブなシーンでは、荷物の重量が大きな負担となるため、軽量・コンパクトなカメラが必要不可欠です。
特に長時間のハイキングや登山では、持ち運びやすく、使いやすいカメラを選ぶことが重要です。
防塵・防滴・耐衝撃性能について
アウトドアでの使用においては、天候や環境によってカメラがダメージを受けることがあります。
そこで、防塵・防滴・耐衝撃性能があるカメラを選ぶことが重要です。
特に、登山やキャンプなどのアクティブなアウトドアで使用する場合は、意外とカメラが雨や汗で濡れることが多く、防滴性能は必須です。
また、落下や衝撃にも強いカメラを選ぶことで、万が一の事故にも対応できます。
バッテリー持続時間の重要性
アウトドアでは、コンセントがなかなか見つからないため、バッテリーの持続時間が長いカメラを選ぶことが重要です。
カメラのバッテリーは、低温や高温に弱く、温度によっては急激に消耗することがあるため、注意が必要です。
予備バッテリーを用意しておくこともおすすめです。
画質の重要性とセンサーサイズについて
カメラの重要な要素の1つに、画質があります。
特に、アウトドアでの風景写真や自然写真では、色合いや質感、光の表現などが重要です。
また、センサーサイズが大きいカメラは、暗い場所での撮影やボケ味の表現に優れているため、特に星景写真や夜景写真を撮影する場合には、センサーサイズの大きいカメラを選ぶことがおすすめです。
センサーサイズとは、撮影に使われるイメージセンサーの大きさのことで、大きいほど撮影できる情報量が多く、画質が向上します。
一般的なコンパクトデジタルカメラのセンサーサイズは1/2.3インチ程度ですが、ミラーレスカメラや一眼レフカメラの場合は、APS-Cサイズやフルサイズといった、はるかに大きなセンサーを搭載しています。
ただし、センサーサイズが大きいカメラは、一般的にボディサイズや重量も大きくなるため、持ち運びやすさを重視する場合は注意が必要です。
また、価格も高くなる傾向にあるため、予算の範囲内での選択が求められます。
一方で、画質を向上させるためには、センサーサイズだけでなく、カメラの性能全般に注目する必要があります。
例えば、レンズの明るさや品質、画像処理エンジンの性能、ISO感度の上限などが、画質に大きな影響を与えます。
これらの要素を総合的に考慮しながら、自分に合ったカメラを選ぶことが大切です。
おすすめカメラ5選
山や星空を撮影する際には、高画質で明るいレンズや手軽に持ち運べる軽量コンパクトなボディが重要となります。
そこで15万円以下で買えるコストパフォーマンスのいいおすすめするカメラをご紹介します。
ソニーα6400
ソニーα6400は、2400万画素のAPS-Cサイズイメージセンサーと高速AFシステムを搭載し、高品質な写真や動画を撮影できます。
また、軽量コンパクトなボディでありながら、耐久性にも優れているため、アウトドアでの使用にも適しています。
さらに、夜景モードや星景モードなどの撮影モードも搭載しており、星空の美しさを引き出すことができます。
ソニーα6400は、高速AFや高速シャッターを搭載した軽量コンパクトなミラーレスカメラであり、スポーツや野生動物、ストリートフォトなどに適しています。
また、4K動画の撮影にも対応しており、映像クオリティーの高さが求められる映像制作などにも使われています。
ソニーα6400は、2019年に発売され、その時点で注目を集めました。
同機種は、瞳AFにも対応し、被写体の目にピントを合わせることができるため、ポートレート撮影にも適しています。
また、搭載されたAPS-Cサイズのセンサーは、高画質であることが特徴です。
さらに、撮影可能枚数が多く、連写撮影ができるため、スポーツや野生動物の撮影にも向いています。
また、実際にDXOMARKによるカメラ評価サイトでも、高いスコアを獲得しており、その性能が高いと評価されています。
【メリット】
・AF性能が高く、瞬時にピントが合います。
・最大11枚/秒の高速連写が可能で、スポーツや野生動物の撮影にも適しています。
・4K動画撮影が可能で、高画質な映像が得られます。
・軽量コンパクトなボディでありながら、堅牢で高品質な素材が使用されています。
【ウィークポイント】
・ボディ内手ぶれ補正がなく、レンズによっては手ぶれ補正機能が必要になる場合があります。
・EVFが小さいため、ファインダーからの視野が狭く感じることがあります。
・画質がやや劣るとの指摘もありますが、一般的な利用では十分な画質を提供しています。
【登山スタイル】機動力が求められるハイキングやトレイルランニングなど、軽量かつコンパクトな装備が必要な登山スタイルに向いています。
【写真スタイル】高速かつ正確なAFシステムが特徴的で、動きの速い被写体を撮影するスポーツ撮影や野生動物の撮影に適しています。また、高画質な4K映像撮影機能も備えており、動画制作にも活用できます。
ニコンZ50
ニコンZ50は、2050万画素のAPS-Cサイズイメージセンサーと、新たに開発されたZマウントを採用したミラーレスカメラです。
軽量コンパクトなボディでありながら、高画質な写真や動画を撮影できます。
また、手ブレ補正機能がボディ内に搭載されているため、手持ち撮影時にも安定した映像が得られます。
夜景モードも搭載されており、山や星空の美しさを引き出すことができます。
コンパクトなボディに大型センサーを搭載し、高画質と高速AFを両立させた優秀なミラーレスカメラです。また、ライブビュー撮影や動画撮影にも優れています。
Z50は、DXフォーマットのAPS-Cセンサーを搭載しています。
DXOMARKのテストによると、画質評価で83点を獲得し、同じAPS-Cセンサー搭載の他社製品よりも高い評価を得ています。
また、AF性能も高く、273点の位相差AFポイントを搭載しており、低照度でも正確なピント合わせが可能です。さ
らに、ライブビュー撮影においては、高速AFとピント合わせを追跡するAF機能が搭載されており、スポーツや野生動物の撮影などにも向いています。
Z50の特徴としては、ライブビュー撮影の利便性が挙げられます。
EVFではなく、LCDモニターを使ったライブビュー撮影ができるため、上方向や下方向からの撮影や、地面に接しての撮影など、従来のカメラでは難しいシチュエーションでも撮影が容易になります。
また、動画撮影においても、4K UHD 30pに対応しており、手ぶれ補正機能も搭載されているため、より滑らかな映像を撮影することができます。
ニコンのレンズを使用することで、さらなる高画質・高性能な撮影をすることができます。ただ、レンズが少ないのがウィークポイントです。
【メリット】
・高画質センサーを搭載している
・高速AFを搭載しており、ピント合わせが正確に行える
・ライブビュー撮影や動画撮影に優れている
【ウィークポイント】
・バッテリー持続時間が短い
・一部のレンズが少ない
【登山スタイル】軽量・コンパクトでありながら、高性能なフォーカスシステムを備えており、アウトドアスポーツや野生動物の撮影に向いています。また、バッテリーの持続時間も長く、長時間の山行にも対応可能です。
【写真スタイル】高解像度の静止画と4K映像撮影が可能であり、風景撮影や動物撮影、ポートレートなど、幅広いジャンルに対応可能です。
富士フイルム X-T4
富士フイルム X-T4は、2600万画素のAPS-Cサイズイメージセンサーと、高速・高精度なAFを実現するX-Processor 4を採用したミラーレスカメラです。
さらに、5軸手ブレ補正機能や6.5段の手ブレ補正、高速シャッター、高精度EVFなどの機能が搭載されており、登山や星空撮影にも適しています。
高速AFや高速シャッターを備えたミラーレスカメラであり、優れた性能と操作性が特徴です。
また、ビデオ撮影にも優れており、多様な撮影に対応できます。DCI 4K(4096×2160)やフルHD(1920×1080)の高画質な映像が撮影できます。
一方、DXOMARKのテスト結果によると、X-T4の画質は、同じAPS-Cセンサー搭載のカメラの中では優れていますが、フルサイズセンサー搭載のカメラと比較するとやや劣るという結果が出ています。
ただ、多様な撮影に対応していることから、プロの写真家からも支持されています。例えば、ポートレートやストリートフォト、風景写真、アクション写真など、様々なジャンルで使われています。
高度な機能や操作性、そして富士フイルムが誇るフィルムシミュレーションモードなどが高く評価されており、実際に使用すると非常に満足できる画質を提供してくれます。
【メリット】
・高度な機能や操作性
・富士フイルムのフィルムシミュレーションモードが豊富
・ビデオ撮影に力を入れており、4K/60Pの高速撮影やF-Logなどの映画制作に必要な機能が搭載
・軽量で堅牢なボディを持ち、防塵・防滴性能も備える
【ウィークポイント】
・フルサイズセンサー搭載のカメラに比べると画質がやや劣る傾向がある
・EVFの解像度がやや低い
・中古なら15万円、新品は約20万円
【登山スタイル】軽量コンパクトでありながらもしっかりとした作りであり、マウントが広いため様々なレンズを使い分けて撮影ができるため、登山での風景や動物の撮影に向いています。また、防塵・防滴仕様であるため、山や川などの自然環境での使用にも適しています。さらに、バッテリー持続時間が長いため、長時間の登山でも安心して撮影ができます。
【写真スタイル】動きのある風景写真やポートレートなどの撮影にも向いています。さらに、高速連写が可能なため、野生動物の撮影など、瞬間的な瞬間を逃すことなく撮影できます。
キヤノン EOS M50 マークII
キヤノン EOS M50 マークIIは、コンパクトで軽量なミラーレスカメラであり、多機能性と使いやすさを備えています。
このカメラには、24.1メガピクセルのAPS-Cセンサー、高速オートフォーカス、4K動画撮影、Wi-Fi、Bluetoothなどの機能が搭載されています。
また、オプションで付属のEVFが使用できます。キヤノンは、このカメラをユーザーが簡単に使えるように設計しており、初心者から上級者まで、幅広い層のニーズに応えられるカメラとなっています。
DPReviewという信頼性の高い写真サイトがキヤノン EOS M50 マークIIをレビューし、その優れた機能性を評価しています。
このカメラは、高速かつ正確なオートフォーカスシステムを備えており、写真撮影や動画撮影のどちらにも優れています。また、4K動画撮影も可能で、高解像度な映像を撮影することができます。
軽量でコンパクトなため、持ち運びが簡単で、Wi-FiやBluetoothを使って、スマートフォンやタブレットと接続することもできます。
また、EVFを使って撮影することで、より正確なフォーカスや露出を設定することができます。
【メリット】
・軽量でコンパクトなため、持ち運びが簡単
・高速かつ正確なオートフォーカスシステムを備えている
・4K動画撮影が可能
・Wi-FiやBluetoothを使って、スマートフォンやタブレットに接続できる
・APS-Cセンサーを搭載しているため、高画質の写真を撮影できる
【ウィークポイント】
・バッテリーの持ちがあまり良くない
・カメラ本体に手ブレ補正機能がないため、レンズに手ブレ補正機能があるものを使用する必要がある
・標準のマイクを使用する場合、外部ノイズによって音声が乱れる可能性がある
【登山スタイル】軽量コンパクトなミラーレスカメラでありながら、EF-Mマウントのレンズが豊富に揃っているため、豊富なレンズ選択肢があります。また、簡易水準器が搭載されているため、山岳地帯での水平合わせもスムーズに行えます。
【写真スタイル】広角から望遠までのレンズバリエーションが豊富で、風景撮影からポートレートまで幅広いジャンルに対応可能です。また、静止画の解像度が高く、美しい色再現性を持っています。
オリンパス OM-D MarkⅢ
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅢは、高度な画像 estabilization(IS)技術と高速オートフォーカス機能を備え、高品質な写真や動画撮影が可能です。
さらに、防塵・防滴性能や優れたバッテリー寿命など、アウトドアでの撮影にも対応しています。
また、4Kビデオ撮影にも対応しており、動画制作にも最適です。本体は、持ち運びやすいコンパクトなサイズでありながら、機能性が高いことも特徴的です。
高性能なマイクロフォーサーズセンサーと、高速AF、手ぶれ補正機能、防塵防滴構造など、プロフェッショナル向けの機能を備えたミラーレスカメラです。
特に動体撮影や野外撮影など、厳しい条件下でも優れたパフォーマンスを発揮します。
DXOMARKというカメラの画質を測定する機関から高い評価を受けています。
また、高速AFや手ぶれ補正機能は、実際の撮影でも高い性能を発揮し、野鳥や動物の撮影など、難しいシーンでもクリアな写真を撮影することができます。
手ブレ補正機能により、長時間露光などの撮影でも安定した写真を撮影することができます。また、防塵防滴構造は、野外での撮影や悪天候下でも安心して使えるという利点があります。
【メリット】
・高性能なマイクロフォーサーズセンサー
・高速AF
・手ぶれ補正機能
・防塵防滴構造
【ウィークポイント】
・EVFがやや小さい
・バッテリー持続時間が短い
【登山スタイル】軽量コンパクトで、丈夫であるため、山岳写真撮影に最適です。天候が急変しても、耐久性の高いボディが撮影を継続可能にします。また、防塵・防滴仕様であり、砂漠や海岸、山岳地帯といった厳しい環境でも撮影可能です。
【写真スタイル】高度な手ぶれ補正機能を搭載しており、望遠レンズでの撮影にも優れた性能を発揮します。また、自然な肌色表現や高画質の画像処理に優れ、風景写真やポートレートに向いています。
もし、決めきれないならレンタルも考慮
カメラレンタルは、高価なカメラを購入する前に、一度借りてみて自分に合うかどうかを確かめることができる手軽な方法です。
また、特別な機会にカメラを使いたい場合にも便利です。そこで、今回はカメラレンタルをおすすめする理由や、おすすめのカメラレンタルサービスを紹介します。
おすすめのカメラレンタルサービス
ゲオレンタル:全国に店舗を持つため、店舗での受け取りと返却が可能です。カメラ以外にも周辺機器やアクセサリーのレンタルも行っており、一式揃えることができます。レンタル期間の延長も可能で、長期利用にも向いています。さまざまな割引キャンペーンも頻繁に実施されています。
APEXレンタル:高品質な機種が豊富に揃っており、撮影にこだわりがある方に向いています。専門的な機材やアクセサリーも取り扱っており、プロカメラマンや映像制作会社にも利用されることが多いです。レンタル期間が長いほど割引率が高くなるため、長期利用がお得です。
レントリー:オンラインでの手軽な申し込みが可能で、送料も無料。多彩な機種が揃っており、初心者から上級者まで幅広く利用可能です。低価格帯から高価格帯まで幅広い価格帯の機種があり、利用目的に合わせて選択可能です。24時間対応のカスタマーサポートも魅力的です。
レンタルをおすすめする理由
カメラを購入する前に試せる:カメラは高価な商品のため、一度使ってみないと自分に合っているかどうかわかりません。カメラレンタルであれば、低コストで試すことができます。
特別なイベントにも対応可能:旅行やイベントなど、特別な機会にカメラを使いたい場合でも、カメラレンタルで手軽にカメラを借りることができます。
最新の機種を試せる:カメラの機能は日々進化しています。カメラレンタルであれば、最新機種を試して、自分に合うカメラを見つけることができます。
メリットとウィークポイント
【メリット】
・カメラの試用が可能
・手軽に高価な機材を利用できる
・特別なイベントに対応可能
・最新の機種を試せる
【ウィークポイント】
・借りる期間が短い場合、高額になる場合がある
・万が一、故障した場合は、修理費用が発生することがある
・レンタル中の盗難や紛失に対する保障がない場合がある
・借りた機材の設定や使い方に不慣れだと、思ったような写真が撮れない可能性がある。
万が一、故障した万が一、レンタルしたカメラが故障してしまった場合は、レンタル会社に連絡して対応を依頼しましょう。一部のレンタル会社では、故障したカメラを無料で交換してくれるサービスを提供しています。
また、レンタル会社によっては、オプションでレンタル保険の加入が可能な場合があります。万が一の故障に備えて、保険に加入することも検討してみてください。ただし、保険料がかかるため、予算に余裕がある場合に限られます。
カメラレンタルのメリットとして、専門的な機材を手軽に利用できることが挙げられます。一方で、デメリットとしては、レンタル料金が高額になりがちであることや、万が一の故障時の対応が必要となることが挙げられます。ですが、十分に利用することで、自分に合ったカメラ機材の選定や、撮影技術の向上につながることが期待できます。
まとめ
コスパに優れたカメラ5選を紹介しました。そして、登山スタイルや写真スタイル別のおすすめカメラ、カメラレンタルサービスも紹介しました。
登山や星空観察などのアウトドアでの撮影に最適なカメラを選ぶことで、素晴らしい自然の風景や星空を手軽に切り取ることができます。
ぜひ、自分に合ったカメラを選んで、美しい写真を撮影してみてください。
また、私はオリンパスOM-D E-M1 MarkⅢを使っています。とても使いやすく色彩を自在にコントロールできるのでおすすめです。どんな写真が撮れるのか確認したい人は下記のブログをご覧下さい。
▼オリンパスOM-D E-M1 MarkⅢにて撮影した写真を記載しているブログ▼
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