室堂へ行きたい登山者さん必見。安くコスパよく室堂へ行く方法8選

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一度は行ってみたい立山室堂。

でも、交通費が高い。少しでも安く行けないかと考えた事はありませんか。

今回は立山や剱岳で有名な室堂へのアクセス方法の裏技をご紹介します。

万人に使える裏技もあれば、少数のコアな人にしか当てはまらない裏技まで様々です。

しかし、どれか一つは使える裏技があると思います。是非、最後まで観て下さい。

立山室堂は春には雪の大谷、夏は緑に色濃く染まり、高山植物が賑わいます。

秋は緑から一転し。赤や黄色など色とりどり鮮やかに山肌を染め上げます。時には雪の白がトッピングされます。

太古の昔に起きた火山により出来上がったみくりが池やミドリガ池。そして、立山カルデラも手伝い、山に囲まれた素晴らしい場所になりました。

この場所は多くの登山客を魅了します。ある統計では立山黒部アルペンルートの利用客は年間23万人と脅威の数字を出しています。

ぜひ、行きたい。行ってみたい!!!

でも、高いんですよ。交通費が。

調べた中で1番高い値段は片道24000円でした。

24000円ですよ!?

近くの海外旅行へ行ける値段です。

さすが、世界文化遺産に登録を狙う「立山・黒部」です。

自然を保全するためにはお金がかかります。

それでも、できる限り安く登山を楽しみたいと思うのが普通です。

関西方面は比較的アクセスしやすいですが、関東方面からはかなりアクセスがしにくいです。

そこで、できる限り、安く・簡単にアクセスできないか調べました。

室堂へ行き、立山や剱岳を楽しみたい方の山行になれば嬉しいです。

【注意】

登山は事前計画が大切です。事故なく楽しく登山をするために、体調面含め必要な登山用品を準備してから登りましょう。

アクセス方法の概要

室堂のアクセスについて説明します。室堂へ行くには公共交通機関を使います。

こちらの図をご覧下さい。

https://www.alpen-route.com/about/

様々な公共交通機関を乗り継ぐ必要があることがわかると思います。

さて、室堂へ行く方法は大きく分けて3つあります。

①富山駅・立山駅から室堂へ行く方法

②長野県の扇沢駅から室堂へ行く方法

③称名平駐車場から歩いて(登山して)室堂へ行く方法

下記は①~③のアクセス方法を含めた室堂の周囲地図です。

室堂は立山カルデラに囲まれた場所にあるので、行く事がとても難しいです。

交通機関も色々乗り継いでやっと到着します。

それだけ大変な思いをしても、行く価値のある場所だから、年間23万人もの人々が訪れるのでしょう。

さて、お待たせしました。

アクセス方法の一覧表をお見せします。この値段や所要時間は全て片道の値段になっています。

東京から室堂
(富山駅、立山駅経由)
東京から室堂
(扇沢経由)
その他
(徒歩、ツアー、季節バス)
【東京駅から富山駅:電車】
時間:2時間15分
金額:13,600円

【黒部アルペン:富山駅から室堂駅】
時間:2時間
金額:9,840円

【合計】
時間:4時間15分
金額:23,440円


【東京駅から長野駅】
時間:1時間20分
金額:8,140円

【長野駅から扇沢(バス)】
時間:1時間45分(始発8:15)
金額:3,700円

【黒部アルペン:扇沢駅から室堂駅】
時間:2時間20分
金額:12,300円

【合計】
時間:6時間20分
金額:24,140円
【東京から大日岳経由:徒歩】
称名平P(しょうみょうだいら)まで
中央道経由:5,050円
関越道経由:7,290円
時間:6時間

称名平Pから大日岳経由
剱御前小屋:9時間30分
雷鳥沢野営場:8時間50分

【合計】
時間:14~15時間30分
金額:5,050~7,290円
【東京から立山駅:自家用車】
中央道経由:ETC5,520円、一般7,340円
時間:5時間30分
関越道経由:ETC9,380円、一般9,160円
時間:5時間15分

【黒部アルペン:立山駅から室堂駅】
時間:60分
金額:7,380円

【合計】
時間:約6時間30分
金額:12,900~16,760円
【東京から扇沢駅:自家用車】
中央道経由:4,540円
時間:3時間40分
関越道経由:5,430円
時間:4時間

【黒部アルペン:扇沢駅から室堂駅】
時間:2時間20分
金額:12,300円

【合計】
時間:6時間~6時間20分
金額:16,840~17,730円

【ツアー】
東京発から雄山登山1泊2日
金額:75,900 円 ~ 77,900 円

東京発から立山三山3日間
金額:99,900円








【東京駅から富山駅:夜行バス】
時間:7~9時間
金額:5,000円~8,400円

【黒部アルペン:富山駅から室堂駅】
時間:約2時間
金額:9,840円

【合計】
時間:9~11時間
金額:14,840~18,240円



【東京駅から長野駅:夜行バス】
時間:5~7時間(AM5時着)
金額:2,400~5,300円

【長野駅から扇沢(バス)】
時間:1時間45分(始発8:15)
金額:3,700円

【黒部アルペン:扇沢駅から室堂駅】
時間:2時間20分
金額:12,300円

【合計】
時間:12時間~14時間20分(待ち3時間込)
金額:18,400~21,300円
【季節運行バス:7月15~8月30日】
時間:10時間20分
金額:19,000円













一番安いけど時間がかかるのは、称名平無料駐車場から大日岳を歩いて室堂へ入る方法です。

一番高いけど、一番安全で快適なのはツアー参加です。登山も宿も安全に快適に行えます。

これからは裏技も含めて詳しく説明していきます。

あなたにあったアクセス方法が見つかるでしょう。

東京から室堂~富山駅経由~

新幹線+黒部アルペンルート:裏技レベル★

これが1番王道だと思います。東京から富山駅や立山駅へ行き、そこからケーブルカーに乗って行きます。

北陸新幹線が開通したことで更に行きやすくなりました。

2時間程度で行けるので、始発ならばお昼ぐらいに室堂に到着します。

東京から4時間で室堂に行けるのはかなりありがたいですね。

ただ、それだけ快適という事はお値段もかなり高いです。

合計23440円です。往復で5万円近くになります。

5万円か・・・。と思う人もいれば、たった5万円と思う方もいると思います。

ここで新幹線を安くするには、駅ネットを使用する事をおすすめします。

早く予約すると30%ほど割引されます。

上手く活用できれば、新幹線代を1万円以下に抑えることができます。

そうするともう少し、このアクセス方法を活用しやすくなるのではないでしょうか

裏技のコツ

駅ネットの早割を活用し、新幹線代を30%で購入する

車+黒部アルペンルート:裏技レベル★

これも王道の一つです。

特に関西方面から来る方々はこの方法なのではないでしょうか。

それは立山駅まで自家用車で行き、それ以降を黒部アルペンルートで行く方法です。

自家用車は楽ですよね。

一緒に行く家族・友人と楽しくわいわいと目的地まで迎えます。

ぼっち登山でも車の中で一人カラオケができるから全くさみしくありません。

私は自家用車は使い勝手がいいと思います。

どこに行くのも自由、止まるのも進むのも自由。

その日の気分によってルートも変えることができます。

だから、私は自家用車での登山をやめられません。

しかし、移動距離が長くなればなるほど、渋滞につかまるリスクは高まります。

そのリスクを回避するためにお薦めの方法は深夜に高速道路を走る事です。

深夜ならば、高速道路を利用している車が少ないです。

そして、0時から4時はETC割引時間なので、より安く移動する事ができます。

東京から立山まで約400kmあります。

長距離運転の労力と安さと自由。

どちらを取るかは、あなた次第です。

裏技のコツ

・時間と安さを狙うなら高速は0時から4時の間に通るべし

夜行バス+黒部アルペンルート:裏技レベル★★

夜行バスは新幹線よりもかなり安価で富山駅へ行く事ができます。

新幹線代と夜行バス代を比較すると一目瞭然です。約半額の値段です。

ただ、夜行バスに乗り慣れて、夜行バスでも寝れて、身体が痛くならない人にしか使えない方法です。

大学生や若い頃なら、どんな姿勢で寝ても、多少寝不足でも、次の日に影響を与えませんでした。

しかし、歳を取ると今日の疲労は明日の疲労へと変わる繊細な身体になります。

7時間程度の夜行バスならまだ耐えられるかもしれませんが、9時間にもなるとしんどいですよ。

そういう場合は、3列シート夜行バスを選択するのも手です。

3列シートは2列と1列の場合と3列がそれぞれ独立している場合があります。

どちらも、4列シートよりもかなり快適に過ごすことができます。

そして、時期をずらせば4000円とかなり安い値段で乗ることができます。

次の日に疲れを残さない夜行バスの旅もいいかもしれません。

裏技のコツ

・長距離バスは3列シート以下で快適に乗る

・時期をずらしてバスの値段を更に下げる

東京から室堂~扇沢経由~

新幹線+バス+黒部アルペンルート:裏技★★

室堂は立山方面からだけではなく、長野方面からも行く事ができます。

扇沢駅から黒部ダムを通り、いくつもの公共交通機関を通り、室堂へ行きます。

関東方面から行く人はこちらから行かれる方も多いでしょう。

ただ、このアクセス方法は一つだけ難点があります。

それは、乗り換えが計5回ある事です。

富山・立山方面から行く場合は3回で済むのに、扇沢から行くと5回です。

重たいザックを持って行く場合はなかりしんどい。

しかし、これだけしんどい思いをするだけの価値はあります。

このアクセス方法だと黒部ダムを観る事ができます。

なので、他のルートよりも乗り換えは多いですが、観光地化されていて、魅力的なアクセスルートになっています。

この値段も仕方が無いのでしょう。

少しでも安く抑えたい方は、新幹線も駅ネットで早割チケットを購入すれば比較的、安くチケットを手に入れる事ができます。

裏技のコツ

・早割で新幹線のチケットを買う

・観光も出来るからこの値段もよしと考える。

自家用車+黒部アルペンルート:裏技レベル★

扇沢駅までを新幹線ではなく、自家用車で行く方法です。関東方面から扇沢までは約4時間です。

立山駅へ自家用車で行くよりも遙かに短い距離で到着します。

深夜帯に高速道路を通れば、もう少し早く到着します。

駐車場は有料駐車場もあれば、市営の無料駐車場もあります。

トイレも常設されているので、車中泊をする事も可能です。

このアクセスルートは車の運転時間と黒部アルペンルートの時間が適度なルートです。

しかし、黒部アルペンルートの値段が立山方面と比べると高いです。

乗り換えが多い事、黒部ダムという観光地を通過する事で値段があがります。

ここを妥協できるかどうかです。

裏技のコツ

・諦めて観光を楽しむ

・黒部アルペンルートをWEB予約して少し安くする

その他

直通バス(東京/横浜/新宿→室堂):裏技★★

2023年6月から新宿から室堂までの直通バスが誕生しました。

ありがたいですね。

これが出来た事で更に室堂へ行きやすくなったと思います。

乗り換えなく、乗っているだけで到着するなんて夢の様です。

値段は19,000円です。

新幹線よりも安く、自家用車よりも高いです。なんとも微妙な値段です。

バスは4列シートに加えて11時間の長旅です。

大学生、社会人なりたての人には値段が高く、お金に余裕がある人にとっては快適さがかけている微妙な商品です。

もちろん、2列シート、3列シートはあるんですが、かなりの激戦なのか予約はできませんでした。

早割などを活用すると比較的安価に行けます。最安値は11000円です。

また、季節バス運行なので7月から8月の約2ヶ月しか運行していません。なので、秋の立山にはこれでは行けません。

値段も微妙、季節も限られている、長時間拘束。ただし、乗り換えはなし。この良さを活かせる人は限られているでしょうね。

裏技のコツ

・早割、早割、早割

・4列シートを耐えるべし

登山ツアー:裏技★★

登山ツアーに参加する方法もあります。

裏技なのか微妙な所ではありますが、これも一つの手だと思います。

室堂に行き、雄山や剱岳を登る事を目的にしている人も多いでしょう。

その3000m級の山々を初心者だけで登るのは危険です。

立山では多くの遭難事故が起きているのは事実です。その多くが、初心者同士や即席のチームでの登山など危なっかしい状態で登山をしています。

立山でもどこでもそうですが、山を侮ると危険です。

そこで、いっそうのことツアーに申し込むという手も視野に入れてもいいでしょう。

確かに、値段は高いです。

値段でいえば、最高値の6~7万円です。

ただ、この中に、交通費、ガイド代、宿泊費、食事代、下山後の温泉がついています。(ツアーによりますが)

こんなに、快適な登山はないと思います。

自分で色々と計画するのも楽しいですが、大変でもあります。そこは、プロに甘えて、自分は登山に集中しましょう。

ガイドさんは登山のプロです。山についてかなり詳しいです。

その知識に触れ、新たな室堂を知れるのも楽しいでしょう。

裏技のコツ

・ガイドさんから学びを得る事も目的の一つにする

徒歩(登山)で室堂へ行く:裏技★★★

色々なアクセス方法をお伝えしましたが、これが1番安く、1番クレイジーな方法で、1番わくわくするルートだと思います。

お値段はなんと片道約6000円。

3人でいけば一人片道2000円という驚きの価格です。ガソリン代を入れたとしても、どのアクセス方法よりも安いです。

このアクセスは称名平駐車場に車を停めて、大日岳登山口から室堂を目指すルートです。

大日岳、中大日岳、奥大日岳を経て、室堂乗越に到着します。室堂乗越からは剱岳や別山、立山と絶景がみえるでしょう。

室堂乗越から雷鳥沢方面へ行ってもよし、剣御前小舎方面に行ってもよし。

翌日の行程を考慮して宿を決めましょう。

ただし、問題はあります。

それは、称名平駐車場のゲートが6~19時までしか開いていない事と称名平駐車場から室堂まで歩いて約9時間かかる事です。

https://tozanguchi-p.com/post-6006/

当日の朝に到着した場合、早くても6時30分ぐらいから登山を開始します。コースタイム通りに歩いても、雷鳥沢に着くのは15~16時になります。

秋だと日が暮れるのが早いので、夏がおすすめのルートです。

そして、夏でも初心者にはおすすめできません。

確実に大日岳を登り、室堂に入るためには、車中前泊をすることをおすすめします。

19時(9月は18時)までに駐車場にはいり、車中泊をします。

高速代は少し高くなりますが、そこはゆっくり登山を楽しむための必要経費と思いましょう。

これならば、朝4時ぐらいに登山開始し、夕方前に室堂へ到着する事ができます。

室堂の綺麗な景色を観ながらコーヒーを飲む余裕もあるでしょう。

いくつものピークを踏みながら、室堂を目指すのはロマンがあるわくわくする登山コースだと思います。

下山は室堂バス停からロードを歩き続けて帰るパターンと室堂バス停から弥陀ヶ原バス停までバスに乗り、歩いて駐車場へ帰るかの2パターンです。

ロード歩きは約2時間です。

歩けない距離ではないので、より安く追求するならば、ロードは歩いて帰りましょう。

裏技のコツ

・高速代を安くするなら深夜割を活用する

・6時になったら駐車して、素早く登山準備をする

・余裕を持った山行をしたいならば、前泊をする

・絶景に足止めされない強い心を持つ

まとめ

東京から室堂へ行く色々なアクセス方法を紹介しました。

快適性を求めると値段は上がり、値段を下げれば快適性が失われると、シーソーの様です。

しかし、快適性も取りつつ、自分の中で良いバランスのアクセス方法を見付けられたら嬉しいです。

東京から室堂はとても遠いのは事実です。

でも、その長距離を経てでも観るべき景色が広がっています。

一度も行った事が無い方は是非訪れてみてください。

後悔はしないでしょう。

では、また会いましょう。

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