「この世は保温着に溢れている・・・。」
アウトドアショップや登山用品店を見渡すと思わずこの言葉がでてしまいます。
それだけ、保温着は多く、私達を悩ませます。
ダウンやら化繊綿やら、最近ではアクティブインシュレーションウェアなどカタカナ用語も出てきています。
もう何が何やらさっぱりです。
「登山ではレイヤリングが大切です。特に、秋冬は特に大切です」という声も耳にしますが、レイヤリングもよくわからないです。
レイヤリング=重ね着はわかるんです。ベースレイヤーやらミドルレイヤーなどを重ねて体温が下がらないようにする目的は知っています。
しかし、巷で売られている登山服はどのレイヤー(層)なのかがわからないです。
そして、自分の山行スタイルでは、何種類の保温着を用意すればいいかわからないです。
そう。わからない事だらけです。
決して安くはない保温着。できれば、間違えることなく買え揃えたいです。バシッと揃えて快適に登山を楽しみたいです。
このような悩みを抱えている方の参考になるブログです。
結論から申し上げると、寒がりの方はフリースの代わりにアクティブインシュレーションをミドルレイヤーにした方がいいでしょう。
また、休憩中に着用する服はダウンがいいです。ただ、手入れを簡単にしたい人、安くお買い求めしたい方はシンセティックウェアがおすすめです。
はい。何を言っているかわからないですよね。
このブログを読めば、なぜこの様な結論になるのかがわかります。
ブログの内容として、最初は保温素材や保温着の種類についておさらいです。その後はレイヤリングの層別にどの保温着が当てはまるのかを説明します。
最後にシーン別にどのような保温着を着れば良いのか、どのような保温着を準備すればいいのいかを説明します。
最後までご覧下さい。きっとお役に立てると思います。
【注意】
登山は事前計画が大切です。事故なく楽しく登山をするために、体調面含め必要な登山用品を準備してから登りましょう。
保温素材とは?フリース?化繊綿?ダウン?
あなたは知っていますか?
保温素材が大別して3つある事を。今まであまり深く考えてこなかった内容だと思います。
保温素材は「フリース」「化繊綿」「ダウン」の3種類に大きく分けることが出来ます。
ダウンは軽くて暖かいという事はわかる。と言う人が大半だと思います。
私もその一人です。
では、ひとつずつ説明します。
フリースは繊維の起毛で体温をキープします。主にベースレイヤーやミドルレイヤーに使用されることが多いです。
保温性と適度な通気性の機能を有しています。また、フリースはなんと言っても触り心地がいいです。あの心地よさは他の保温素材にはないでしょう。
フリースの歴史は1981年にモールデンミルズ社とパタゴニアの創業者が共同開発し誕生させた「ポーラテック」から始まりました。
各社独自のフリースを開発する中、今でも高いシェアを占めるポーラテックです。
ポーラテックの種類も数種類あります。ベースレイヤー用、ミドルレイヤー用など用途に応じて種類が異なります。
ベースレイヤーやミドルレイヤー選びの参考にしてください。
ミドルレイヤーカテゴリー
①ポーラテックアルファ:メッシュ状のシートの両面が細かく起毛している中綿素材。激しい運動と停止状態を想定し、高い通気性と保温性を両立する。速乾性にも優れている。
②ポーラテックアルファダイレクト:高い通気性や保温性、速乾性などはポーラテックアルファと遜色なく、裏地を無くして通気性を向上した。
③ポーラテックハイロフト:両面の毛足が長く、かさ高に優れている。ふさふさした見た目通り暖かさに突出している。重量に対する保温性が最も高い。水を含んでも乾きやすい
④ポーラテックサーマルプロ:個性的なウェアが作れる。生地のテクスチャで保温性や通気性は異なるが、標準的なフリースと同等レベルである。
ベースレイヤーカテゴリー
①ポーラテックパワーグリッド:起毛地を区切る格子状の溝が特徴。縦横の溝から熱がにげるため、高い通気性を備えつつ、一方そこにはデッドエアが蓄えられるので、通気性と相反する保温性も併せ持つ。吸水速乾に優れている。
②ポーラテックパワーストレッチ:4方向に伸びるストレッチ繊維で作られているので、クライミングやバックカントリーなど身体を大きく使う場面に有効。生地の摩擦性も少ないので他の服をレイヤリングしやすい。
*参考文献:PEAKS2023年1月号
次は化繊綿です。
フリースと並んで保温着や防寒着の役割を担いるのが化繊綿です。
化繊綿は湿潤な環境でも保温性をキープし、速乾性も優れている化繊綿は「プリマロフト」が高いシェアを占めています。
例え濡れたとしても保温性は保たれています。
フリースの弱点は「蒸れやすさと吸水性の低さ」です。
化繊綿はフリースの弱点をカバーしつつ、保温性と速乾性を併せ持つ保温着です。
これからは、フリースに変わりミドルレイヤーの一端を担っていると言っても過言ではないです。
*プリマロフトのランク*
ランクはブラック、シルバー、ゴールドとあり、シルバーを基準に、ブラックは撥水性が省略。ゴールドは繊維がさらに細くなっている。
最後にダウンについてです。
ダウンは保温着の定番中の定番です。ダック(アヒル)やグース(ガチョウ)などの羽毛を使用して作られている天然素材です。
少ない量で優れた保温性を発揮する一方、ダウンが濡れると保温性が著しく低下する弱点があります。
しかし、近年撥水性をもつダウンも開発されています。
化繊綿は濡れても保温性が保たれる一方、ダウンと比べると重い傾向にあります。
撥水性を兼ね備えたダウンがあればUL登山者も嬉しいでしょう。
それぞれ、一長一短がある保温素材です。
保温着の種類は?「行動中」と「休憩中」で変わります
どこまでを「保温着」とするかとても難しいですが、レイヤリング分類に則り、ミドルレイヤーとサーマルレイヤーをあげます。
ミドルレイヤーは主に「行動中」に着る登山服です。サーマルレイヤーは「休憩中」に着る登山服です。
ミドルレイヤー:山シャツ、フリース、アクティブインシュレーションなど
まずは、行動中に着るミドルレイヤーから説明します。
後述しますが、ミドルレイヤーの目的は外気温を遮断し体温低下を予防する事です。また、オーバーヒートしないために適度な通気性が求められます。
つまり、ミドルレイヤーは高機能が求められるが故に、種類も様々です。
フリース、山シャツ、ソフトシェルなどが分類されます。アクティブインシュレーションもここに入ります。
結論から申し上げます。
高山を登る方、低山でも冬山を登る方はアクティブインシュレーションがおすすめです。
理由は速乾性と保温性という画期的な機能を有しているため、快適に登山を楽しめるからです。
これから、ミドルレイヤーそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
ミドルレイヤー選びの参考にしてください。
フリース
フリースの弱点である速乾性の低さ、蒸れ感をカバーしているポーラテックアルファーやアルファーダイレクトで作られたフリースならば、ミドルレイヤーとして優れた効果を発揮します。
例えば、ラブのアルファ・フラッシュ・ジャケットはポーラテックのアルファダイレクト素材を使い、高い保湿性と通気性を発揮します。
また、脇の下からサイドパネル、腕の内側まで消臭加工を施しているので、汗臭さの心配もありません。
パタゴニアのR1プルオーバーは定番中の定番です。みんなの憧れの一つだと思います。
軽量で、通気性や吸湿発散性に優れたポーラテックパワーグリッドを採用しています。ぴったりと身体にフィットして、薄手ながらしなやかな保温性を発揮するため、どの山行でも使い勝手がいいです。
フリースは肌触りがよく、保温性はありますが、蒸れ感があります。なので、レイヤリングは必須になるでしょう。
私は山小屋やテント泊で気軽に羽織りたい時にフリースを活用しています。
アクティブインシュレーション
もし、速乾性や通気性が低い低品質のフリースを選んだら、オーバーヒートかつ汗冷えによる低体温症になりかねません。
その点、アクティブインシュレーションは激しく動く事を前提として作られているので安心です。
アクティブインシュレーションとは、中綿を覆うシェルに通気性がある事で風が通るために暖まった空気を留めず、オーバーヒートしにくい作りになっています。
保温性と通気性は相反する構造です。そうですよね。風通しがいいのに、暖かいってなんだか難しいです。
なので、一昔前には、両方を兼ね備えている行動着はありませんでした。
しかし、技術の進歩により相反する機能を両立させる事に成功しました。
例えば、パタゴニアのナノエアージャケットは保温性と通気性、伸縮性を兼ね備えた元祖アクティブインシュレーションです。
さすが、パタゴニア。汗をかいてもすぐ乾くので寒くないです。そう。寒くなければ、暑くもないです。
とても心地がいいのです。
この登山服を着て唐松岳に登りましたが、とても快適でした。
また、さすがパタゴニア。誰でもおしゃれにさせてくれます。
ミレーのアルファライトスウェットⅡジャケットは適度な保温性と優れた通気性を持つ中綿、ポーラテックアルファをメッシュニット素材でサンドしたアクティブインシュレーションです。
寒空で動いても、止まっても常に快適温度を実現してくれる保温着です。
肌触りは心地よくふんわりして気持ちがいいです。
アークテリクスのプロトンLTフーディはコアロフトコンパクトを使用しており、見た目に比べて運動量が多くても熱くなりすぎない保温着です。
耐摩擦性も優れているので、アクティブな山行でも破ける心配はないです。
種類展開も豊富で、自分好みの保温着を見付ける事ができます。
こちらもスタイリッシュに見えます。
ノローナのフォルケティン アルファ 120は冬のあらゆる場面で活躍する高通気なミドルレイヤー。背中には裏地が無いため熱が籠もりにくいです。
120と90がありますが、120の方がやや厚手になっています。雪山に行く人は120がおすすめです。
などが有名です。
雪山などで重宝される保温着です。
山シャツ
山シャツは優れた保温機能はありませんが、ベースレイヤーでは肌寒い時やフリースやアクティブインシュレーションではなんだか暑い時などに重宝します。
前の開閉がしやすく、体温調整もしやすいです。
かさばらず、コンパクトなため、雪山でも一枚持っていると便利です。
山と道さんや、リッジマントギアさんなどにはおしゃれな山シャツが多数あります。
山シャツはポリエスチルを採用している物が多く、汗をかくと臭います。
しかし、上記2社は色々工夫しているため、臭いを気にしなくてもいいです。
ただ、人気が故に売り切れている事が多いです。入荷メールを設定しておくといいでしょう。
サーマルレイヤー:シンセティックウェア、ダウン
次は、休憩中に着るサーマルレイヤーについてです。
サーマルレイヤーにはシンセティック(化学綿を使った保温着)、ダウンに分類されます。
主にポリエスチルで作られている化繊綿は濡れても保温性を失いにくく、長期の山行やシビアな天候が予測されている時に頼りになります。
アクションインシュレーションと間違えられやすいウェアなので、ここで違いを説明します。
アクティブインシュレーション:化学繊維を使用した保温材で、動きやすさを重視。
シンセティックウェア:化学繊維を使用した中綿で、ダウンジャケットなどの様に防寒着として使用される。
どちらも似たような素材ではありますが、違いはアクティブインシュレーションの方が運動を前提に作られているため、通気性がよいという点です。
なので、シンセティックウェアを着て行動した場合、オーバーヒートになりかねません。
なので、シンセティックウェアを着る際は休憩中です。
加えて、雪が降る中の撮影や雪山登山、縦走登山、湿気の多い場所などで効果を発揮します。
例えば、パタゴニアのマイクロ・パフ・フーディは身体を動かしやすく、暖かいです。
同じく、パタゴニアのDASライトフーディは定番DASパーカーの軽量版です。
モンベルのサーマラップパーカはエクセロフトという素材を使用しています。安いのに暖かいコスパがいいです。
ファイントラックのポリゴンULジャケットはファイントラックが独自開発した保温素材を使用しています。
保温性はもちろん、速乾性にも優れているので、湿度の高い場所などあらゆる場面に使いやすい品です。
ただ、シンセティックウェアはダウンに比べると身体が温まる速度は遅いです。そして、ダウンに比べるとかさばります。
最後にダウンです。
ダウンは軽量でありながら、高い保温性を発揮するサーマルレイヤーの定番中の定番でしょう。
雪山テント泊はダウンがいいでしょう。
デメリットは撥水性の弱さです。化繊綿は濡れても保温性を保てますが、ダウンは濡れてしまうと保温性が低下します。
ただ、最近は撥水加工されているダウンもありますので、化繊綿が絶対いいとは言い切れなくなりました。
一番の悩みの種は値段でしょう。ダウンが多ければ多いほど値段があがっていきます。
そこで、コスパのいいダウンをご紹介します。
パタゴニアのダウンセーターは生地は100%ポリエステルであるが、中綿90%がグースです。なのでとても暖かいです。
持ってもらえるとわかると思いますが、とても軽いです。休憩中やテント泊でさらっと着るにはちょうどいいです。
ダウンを着るとボテッとしやすいですが、それがありません。とてもおしゃれです。
ユニクロsサイズの方(女性)はフリースを着用してWSで問題ないです。
マムートのグラビティINフーデットジャケットはグースを使用しているのでとても暖かいです。超軽量で撥水性があり、耐摩耗性にも優れています。
小屋泊してちょっと星空を観に外に出る。テントからちょっとビーナスラインを観るために待つ。そんな時に着ていたいです。
それではまとめます。
行動中の保温着(ミドルレイヤー)
山シャツ、フリース、ソフトシェル、アクティブインシュレーション
休憩中の保温着(サーマルレイヤー)
シンセティックウェア、ダウン(*それぞれ、ミドルレイヤーの上に着ても構いません)
レイヤリングの考え方
さて、保温素材や保温着について前よりも詳しくなりました。
この知識を持った今、レイヤリングの見え方が少し変わってきます。
レイヤリングの目的は「変化する山のコンディションや温度に体温を適応させる事」で、最終目標は「行動に支障がでずに活動に適した状態に体温をキープすること」です。
目標を達成するためにウェアを組み立てることを「クロージングシステム」と呼びます。行動中に着る3着、しばらく動かない時にきる1層の計4層からなります。
参考文献の「山と渓谷2022年10月」を元に解説していきます。
第1層:ドライレイヤー&ベースレイヤー
1番肌に近い登山服をベースレイヤーと言います。
最近では汗を吸い取り拡散してくれるドライレイヤーがあります。これも第1層に含めます。
ベースレイヤーの目的はかいた汗を素早く吸い上げ体温低下を防ぐ事です。吸い上げた汗を生地の表面で拡散させ蒸発を促す吸湿吸水蒸発性に優れた登山服です。
ベースレイヤーの種類は大別すると3つあります。ウール×化繊、ウール、化繊です。
それぞれ、メリットデメリットありますが、私のおすすめはウール×化繊です。
理由は速乾性も有しながら、汗臭さも抑えてくれるからです。
詳しい内容はこちらのブログをご覧下さい。
第2層:ミドルレイヤー
ミドルレイヤーは外気温を遮断して体温低下を防ぐ役割があります。先ほど説明しましたが、多くの種類が存在するのがミドルレイヤーの特徴です。
山シャツ、フリース、ジップネックシャツ(ベースレイヤーになる場合もあり)、アクティブインシュレーション、ソフトシェルなどです。
ご経験もあると思いますが、登山中は動いているので暑いです。
その中で、断熱性に優れたミドルレイヤーを選ぶと行動中の体温があがり、オーバーヒートを引き起こしかねません。
ご自身がどのような山行をしたいのか、どこの場面で暖かさを求めるのか。その辺りを加味して選んでください。
おすすめのフリースとアクティブインシュレーションは上記を参考にしてください。
第3層:シェルレイヤー
防水・透湿・防風性を備えた、雨でも衣服が濡れるのを防ぐ役割があります。
メンブレンと呼ばれる防水透湿膜を表地と裏地で挟み込んだ一枚の生地で作られているため、外気の寒さを防ぐ断熱性はないです。
つまり、身体の温度は外気温へと近づいていき、最後は低体温症になってしまいます。
なので、ミドルレイヤーはしっかり着込みましょう。
さて、シェルレイヤーにもいくつか種類はありますが、ここでは以下を紹介します。
テクニカルハードシェルとレインウェアである。
この二つの大きな違いはヘルメットがかぶれるか否かです。
レインウェアの要素も兼ね備えつつ、岩稜帯での衝撃を防ぎたい、ヘルメットを被りたいという方はテクニカルハードシェルを選択してください。
そんな危険な場所にはいきません。雨露をしのげれば充分と言う方は、レインウェアを選んでください。
ご自身の山行スタイルで変わりますが、テクニカルハードシェルの方が汎用性が高いと思います。
第4層:サーマルレイヤー
保温着の章で説明しました。断熱を目的としたウェアです。気温が低い環境や体温をキープする事が出来るので、基本的には朝晩など行動中以外に使用します。
種類はシンセティック(化繊綿)とダウンになります。
一般的に化繊綿はダウンよりも100g程重たいです。ただ、生地が破けて中が飛び出てこないので扱いやすいです。
ただ、暖かさはダウンに軍配があがります。寒さ対策をしたい方はダウンをおすすめします。
シーン別で考える行動着や防寒着の選び方
保温素材や保温着について学び、レイヤリングのクロージングシステムも理解しました。それでも、自分の山行スタイルの場合、どうなんだろうと疑問に持つ方がいると思います。
そこで、例を挙げてみました。気温や天気によっても変わりませんので、参考程度に留めてください。
夏の登山中と休憩中
(行動中)
・ベースレイヤー:ウール×化繊で臭いと汗冷えを押させる。ドライレイヤーも着用がおすすめ。
(休憩中)
・山シャツ:肌寒い時に着用。お昼ご飯や山行の休憩中に着用がおすすめ。
・フリース:星空観察、ご来光など一番気温が低い時の着用がおすすめ。
秋の登山中と休憩中
(行動中)
・ベースレイヤー:保温性があがるので、ウール×化繊またはウール(メリノウール)がおすすめ。
・山シャツ:ウール×化繊/ウール(メリノウール)の半袖の上に着用がおすすめ。寒がりの方は長袖の上に着ても◎
・アクティブインシュレーション:寒がりの方、高地登山をする方におすすめ。
(休憩中)
・フリース&シンセティックウェア:少しでも安くしたい方、暑がりの方には◎
・フリース&ダウン:寒がりの方、お手入れできる方にはおすすめ。一番暖かい。
雪山の登山中と休憩中
(行動中)
・ベースレイヤー:保温性があがるので、ウール×化繊またはウール(メリノウール)がおすすめ。
・アクティブインシュレーション:汗の速乾性と保温性もあるため、レイヤーの脱ぎ着をしなくていいのでおすすめ。
(休憩中)
・フリース&シンセティックウェア:少しでも安くしたい方、濡れる可能性がある方にはおすすめ。
・フリース&ダウン:寒がりの方、お手入れできる方にはおすすめ。一番暖かい。
雪上テント泊中
・ベースレイヤー:保温性があがるので、ウール×化繊またはウール(メリノウール)がおすすめ。
・フリース&ダウン:雪上テントはほとんど外気温を同じになります。マイナスになることもあります。保温スピードが速いダウンがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
冒頭でアクションインシュレーションをおすすめする理由、休憩中はダウンがおすすめする理由はわかりましたか?
人それぞれ、山行スタイル、登山したい時期、小屋泊かテント泊か。それは十人十色だと思います。
ただ、理論を理解できたら、自分の山行にあった保温着を選ぶ事ができると思います。
少しでも保温着を選ぶお手伝いができたら嬉しいです。
これからも楽しく、快適に登山をしましょうね。
では、また会いましょう。
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