雪山初心者におすすめの黒斑山。少しでも不安ならこの方法を試してください。

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【景品表示に基づく表示】

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冬になると雪山に登りたくなるのが、登山好きの嬉しいさが。

澄んだ空気、群青色の空。そこに雪の白さが良く映えます。

いくつになっても雪を観ると心が躍ります。

魅力たっぷりの雪山に登ろうと思っている方におすすめしたい山があります。

それは黒斑山です。

なぜならば、登山道歩きやすい、手頃な距離、絶景と惹かれる要素がそろっているからです。

でも、誰もが初めて登る山は不安です。

不安を少しでも解消したいと思うでしょう。

登山道はどのような感じなのか、傾斜はきつくないのか、危ない場所はないのかなど色々気になる事は山ほどあると思います。

そこで、トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳までの道をわかりやすくお伝えします。

安全に登山するには、イメージ創りが大切です、

自分の力量にあっているのか、自分の登山ギアで不足はないのかなどを考えるきっかけになるからです。

自分にはまだ早いかな、大丈夫かなと思う方も大丈夫です。良い方法があいますので最後までご覧下さい。

では、早速いってみましょう。

【注意】登山は事前計画が大切です。事故なく楽しく登山をするために、体調面含め必要な登山用品を準備してから登りましょう。

イメージ動画

黒斑山のイメージ動画です。約5分の動画です。

サクッとイメージ創りをしたい方はまずこちらをご覧下さい。

登山ルートの概要

黒斑山は高峰高原ビジターセンターの横もしくは車坂峠のそばに登山口があります。

往復のコースタイムは約4時間です。

このコースタイムは夏道を想定しているので、雪道だともう少し時間はかかると思います。

コースは表コースと中コースがあります。

表コースはトーミの頭までいかずとも景色が楽しめるメリットがあります。

しかし、その分距離も長いというネックポイントがあります。

中コースは林道のため、風から守られつつ、木々の木漏れ日や霧氷を楽しめることができます。

しかし、表コースの合流までは眺望は少ないです。

どちらも一長一短のコースです。

おすすめのコースは長めの表コースから登り初め、山頂を楽しんだ後は中コースでサクッと下山する周回コースです。

ざっくりした地図を載せます。

イメージ創りの参考にしてください。

車坂峠から右周りが表コース。左周りが中コース。

概要はここまでにして、実際の登山道を観ていきましょう

登山ルートの紹介

高峰高原ビジターセンターから

高峰高原ビジターセンターはこちらです。

高峰高原ホテルを過ぎてすぐの所にあります。

営業時期は4月から11月なのでここのトイレは期待できません。

トイレは高峰高原ホテルで借りましょう。

ホテルの外にトイレはありますが、解放されていませんでした。

なので、ホテル内のトイレをお借りしました。

ありがとうございます。

余談ですが、ホテル前には美しい朝日を観る事ができます。

時間に余裕がある方は朝日に染まる山々を観てください。感動します。

さて、トイレを済ましたらいよいよ登山開始です。

ホテルの目に前に車坂峠があります。そこの近くに登山口があります。

コースは表コースと中コースの二つから選べます。

今回は風も強かったので、中コースから登る事にしました。

ポピュラーなコースは表コースから黒斑山へ登り、中コースで下山する周回コースです。

その時々で選んでください。

さて、進んでいきます。

所々、足が取られるほどの雪がありますが、比較的よく踏み固められています。

トレースもあり、迷う事もありません。

なだらかな道が約30分続きます。

いよいよチェーンスパイクを装着

約30分進むと目の前には坂があります。

これから約400m登るので、坂は続きます。

チェーンスパイクを着けずに登ってみますが、ずるっと落ちそうな雰囲気があります。

「これは付けた方がいいね」という話合いがなされ、装着をする事になりました。

アイゼンではなく、チェーンスパイクにしました。

理由はチェーンススパイクの歯でもしっかりとかむからです。

これから少しずつ標高を上げていきます。

登りは約2時間です。

雪道は歩きにくさもあるので、もう少し時間がかかるかもしれません。

一歩ずつ歩みを進めていきましょう。

結構な傾斜です

おっ。傾斜が強くなってきました。

ここまでチェーンスパイクを履いていない履いていない人も履くことをおすすめします。

滑落する可能性もあるからです。

テレビでよく見る谷へ真っ逆さまとかはないですが、落ちれば怪我をする可能性はあります。

怪我をしない、させないためにもせめてチェーンスパイクを履いてください。

まだ買っていない方は今すぐ買いましょう。

さて、まだまだ坂は続きます。

つづら折りに登って行きます。

この写真から坂の傾斜度合いががわかると思います。

表コースとの合流までここの傾斜が一番強いと思います。

約30分歩くと少し眺望が楽しめます。

北アルプスがよくみえます。

テンションが上がりますね。

ここの眺望を過ぎると少しなだらかになります。

歩きやすくなり、木々の木漏れ日が雪に反射してキラキラしている風景を楽しめることが出来ます。

所々、傾斜が強い場所もあります。

ストックがあると少し楽に登る事ができます。

ストックを使うと4本足で登るのと同等になります。

2本足で登るのと4本足で登るのではどちらが楽でしょうか?

答えは4本足ですよね。

まだストックを持っていない方、使い勝手が悪いストックを使っている方へお薦めしたいストックはこちらです。

何故、おすすめするのかはこちらのブログをご覧下さい。

眺望に大感動

ようやく、表コースとの合流地点に到着しました。

いやはや、ここまで90分程度歩きました。コースタイム通りかな。

ここの大展望に感動しますよ。

どうですか、この展望。

青空と雪化粧された木々。遠くには今回の目的のガトーショコラが聳え立っています。

やはり、この景色を観るために雪山に登っているといっても過言ではありません。

ここで嬉しい出会いがありました。

なんと、日本の天然記念物であるカモシカさんに出会えました。

カモシカは鹿ではなくウシの仲間のようです。

確かに顔がウシ似です。

では、素敵ロードを歩いて行きましょう。

黒斑山の良いところは歩く距離の割に景色が良いところです。

コストパフォーマンス、タイムパフォーマンスがとても良いお山です。

約90分登っただけで、この景色はご褒美を貰いすぎでしょう。

さて、最後の急坂もこの景色を観ながらだと全く苦でもありません。

むしろ、景色に見とれて全く歩みが進みません。

おっ。これが噂のガトーショコラ

登り切るとそこには噂のあの方がいらっしゃいました。

そう、ガトーショコラの名を持つ浅間山です。

浅間山は黒斑山、蛇骨岳とあらゆる場所から観る事ができます。

ただ、ガトーショコラの様にみえるのはトーミの頭だけです。

蛇骨岳の方面に行けば行くほど、噴火口の凸凹が目立ちます。

なので、綺麗な台形ではなくなります。

ガトーショコラとの記念撮影はここでする事をおすすめします。

これがトーミの頭から観た浅間山

これが黒斑山までの道で観た浅間山

これが黒斑山からの浅間山

蛇骨岳までの浅間山

色々な場所から浅間山を観てください。

本丸の黒斑山へ

トーミの頭で記念撮影を終えたら、今回のピークである黒斑山を目指します。

トーミの頭から黒斑山まで約100m登ります。

登りもありますが、比較的歩きやすい道が続きます。

約15分の尾根歩きは楽しいです。

中コースよりも木々の本数が少ないので、木漏れ日の量は多いです。

時折、視界が開けます。それにより、トーミの頭とは違う浅間山を観る事が出来ます。

雪道もチェーンススパイクで問題ありません。

そして、本丸の黒斑山に到着しました。

どうでしょうか。この景色。

真っ白です。

ここで浅間山とツーショットをしたかったのですが、仕方が無いです。

わずかに雲が切れたときの写真がこれです。

ここはトーミの頭の次に人気の場所です。

人気の場所の所以がわかります。

晴れていたらもっと綺麗だったんでしょう。

さて、蛇骨岳以降に進んだ人とばったりここで会いました。

蛇骨岳までは風の問題は受けないが、それ以降は風の餌食になるとのこと。

今回、蛇骨岳以降に進めたらいいなと思っていましたが、潔く諦めました。

では、蛇骨岳を最終目的にとして再出発しました。

もう少し先の蛇骨岳へ

蛇骨岳に行けるなら行った方がいいです。

なぜなら、このトレース道が絶景だからです。

上空は風がすごいですが、山肌が風から守ってくれているので普通に歩く事が出来ます。

ただ、危険も少なからずあります。

片側は崖です。

景色が良くて、谷側へ足を進めると最悪滑落してしまいます。

ピッケルはオーバースペックだと思いますが、ストックなどは持って行った方が良いでしょう。

ストックにて吹きだまりの確認など足下の確認をする事が出来ます。

ないよりも合った方がいいのがストックです。

黒斑山から蛇骨岳まで約30分かかります。

少し足を伸ばすにはちょうど良い距離だと思います。

蛇骨岳の最終アタック場所に到着しました。

標柱がみえているところが山頂です。

岩場と雪のミックスを登ります。アイゼンを装着している人は岩にアイゼンの歯を引っかけないように気を付けましょう。

はい。到着しました。

はい。真っ白です。

雲が厚いので、途切れるのに時間がかかりそうです。

反対側は青空だから晴れそう。

でも、髪がこんなに凍っているから仕方が無い。

蛇骨岳以降は風を遮るモノがないので、風の餌食になりそう。

下山をします。

蛇骨岳の滞在時間は約5分。

雪山の山頂とはそんなものですね。

帰りも中コースで

蛇骨岳から下山途中、少し晴れました。

やはり、このトレース道は最高ですね。

歩いていて気持ちが良いです。

雪と思う存分戯れながら、ほのぼの歩きます。

今の時間は午前10時です。続々と登って来られる方がいらっしゃいます。

やはり、ポピュラーコースである表コースから登ってこられます。

表コースから帰ろうと思っていましたが、中コースから帰ることにしました。

楽しい山行となりました。

個人で登るのが心配な方へ

先ほどの内容でイメージが創られましたか。

これで、個人でもソロでも登れると思ってもらえたら本望です。

しかし、やっぱり不安は拭えない。ソロなんてとんでもないと思う方もいると思います。

その感覚はとても大切です。

不安は危険信号です。

これを無視して結構すると遭難の可能性が高まります。

そこで、代打案を紹介します。

それはツアーを有効活用する事です。

ツアーの最大メリットはガイドさんがいるので、自分一人で判断する機会がぐっと減る事です。

黒斑山は2400mと見た目よりも立派な山です。一度雪が降れば大吹雪になっても不思議ではない標高の山です。

なので、この道で良いのか、雪の具合はどうか、撤退タイミングはいつかなど判断する事は沢山あります。

これを自分一人で考えるのは大変です。それもそのはず。経験がないのですから。

そこはプロに任せて、プロから学び、次に活かせばいいのです。

おすすめはやまどうぐレンタル屋のツアーです。

理由は有名なガイドさんがいる、ツアー内容が豊富、コストパフォーマンスがいい、登山道具が無料で借りられるからです。

ガイドさんの中には七大陸最高峰に登った方もいます。なので、ガイドさんの質は問題ありません。

唯一のネックはツアーの数が少ないことです。ツアー内容は豊富なのですが、回数が少ないのですぐ予約が埋まってしまいます。

しかし、それだけ人気という事です。

もし、個人で行く事に不安がある場合は安心を買うと思ってツアーの申込みをお薦めします。

特に雪山は一つのミスが命取りになる場合もあります。

ツアーの値段は安くはありませんが、身の安全を考えると良い決断だと思います。

まとめ

雪が積もる黒斑山は個人で登る事は可能です。危険箇所も多くなく、初心者向けの山だと思います。

ただ、このブログを読んで少しでも不安があるならば、個人で登る事は諦めた方が良いです。

それはご自身の内側から危険信号が出ているからです。

その第六感に従いましょう。

不安、でも登ってみたいという好奇心を満たすにはツアーに申し込んで、ツアーで登る事です。

挑戦と無謀は異なります。

安全登山で山を楽しみましょう。

では、また会いましょう。

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