「あの有名な涸沢でテント泊をしてみたい。」
そう思っても、自分はテント泊装備で登れるのか、無事にテント泊ができるのか不安に思っている方は多いはず。
私も不安でした。
でも、大丈夫です。初心者のあなたでも登れます。テント泊もできます。
なぜなら、歩きやすく登りやすい登山道だからです。
横尾過ぎた後に、標高600mあげる登山道が待っていますが、それまでは歩きやすい平坦な道です。
テント泊装備を担いでいても、ゆっくり歩けば疲れません。
涸沢の様な絶景が眺められるテント場で泊まろうと思うと、稜線まで登らなければなりません。
その場合、標高1200m以上は登るのが通常です。例えば、燕山荘のテント場までは約1200m登らなければなりません。
そう考えると、涸沢のテント場は初心者も挑戦しやすいテント場のひとつです。
「そうは言っても涸沢までの道のりやテント場の様子がわからないと不安」と思うでしょう。
わかります。
いくら良いテント場と言われても、知らないと挑戦できません。
これから、涸沢までの道のりや涸沢テント場の様子、どこにテントを張れば良いのかを紹介します。
是非、涸沢でテント泊をしてみてください。行ってよかったなと思いますよ。
【注意】
登山は事前計画が大切です。事故なく楽しく登山をするために、体調面含め必要な登山用品を準備してから登りましょう。
よく聞く「涸沢」とはどんな場所?
北アルプスの涸沢は遙か彼方昔に氷河によって創り上げられました。
その地形を涸沢カールと呼びます。
カールとは山地において、氷河の源流部で形成された谷のことで、氷河の侵食作用によって形成された地形の1つです。
室堂や木曽駒ヶ岳、仙丈ヶ岳にもカールはありますが、これらにはない雰囲気があります。
それは秘境感です。
見上げても山頂が見えない3000mの穂高連峰に囲まれ、近代的な建物はなく昔から有る山小屋のみ。
いつもいる現代社会の様子とはまるで違う、大自然を肌で感じられる場所です。
そんな大自然な場所ですから、当然観たこともない景色を観ることができます。
雄大な穂高連峰が朝日赤く染まるモルゲンロート、「涸沢の紅葉をみずして穂高を語るな」と言われるほど紅葉。ゼブラ柄になった穂高の山肌。上からこぼれそうな星空。
涸沢にしかない景色がそこにはあります。
残雪時期の厳しい自然界の様子も映っていますが、涸沢の様子を知りたい方はこちらをごらんください。
涸沢には2つの山小屋があります。涸沢ヒュッテと涸沢小屋です。
テント泊は涸沢ヒュッテで受付をします。
涸沢ヒュッテの名物は「おでん」です。少し肌寒い日のおでんは格別です。
涸沢小屋は奥穂高や北穂高に行くルート沿いにあります。涸沢ヒュッテよりも少し上に位置しています。
涸沢小屋の名物はマムートパフェです。
山とは思えないクオリティのパフェです。お値段はなんと2000円。
自分のご褒美に是非召し上がってください。
涸沢のテント泊が楽しい理由
テント泊は山小屋のような便利さはありません。快適性もありません。
それでもテント泊は楽しいです。
一生懸命担いで来たテントを設営できた時の喜び、テントの中から眺める景色、非日常を感じられる空間など理由は無限です。
これから、涸沢でテント泊をするとどんな楽しい事があるのかをお伝えします。
テントからみる唯一無二の絶景がある
涸沢テント場の良さは目の前に穂高連峰が創り出す唯一無二の絶景が目の前にある事です。
こんなにも山を近くに感じる事ができるテント場は他にはありません。
蝶が岳のテント場も穂高連峰を観る事ができますが、遠いです。
立山の雷鳥沢キャンプ場も立山三山を観る事ができますが、やや遠いです。
八ヶ岳の行者小屋は赤岳などの南八ヶ岳を近くに感じる事ができますが、涸沢とは比べものになりません。
唯一無二の絶景は涸沢にあり。
どこも素晴らしいですけども、やっぱり涸沢の穂高連峰の迫力に心を奪われてしまいます。
涸沢カールを観ながらのんびりとコーヒーを飲むだけに訪れた時もあります。
贅沢すぎます。
これは小屋泊では体験できません。小屋から観れば良いと思うと思いますが、残念ながら窓は反対側なので穂高連峰を観ることはできません。
穂高連峰と夜空に光る星をシュラフに包まりながら観ることができるのはテント泊だけです。
朝日に照らされて刻々と変化する山肌を場所取り合戦せずに観られるのもテント泊の特権です。
涸沢ヒュッテのテラスでも圧倒される存在感を感じますが、テント泊だとさらに強く感じる事ができます。
確かに、テント泊だと荷物が重い、寝心地が悪いなど越えなければならない壁はあります。
しかし、それも込みでテント泊は楽しいです。
観たいときに観たい涸沢の景色を観る事ができるのが、テント泊のいい所です。
達成感が半端ない
上高地から涸沢まで約6時間かかります。
いくら横尾まで平坦な道が多いとはいえ、テント泊装備を持って登るのは大変です。
テント泊初心者ならなおさらです。
重たい荷物を背負い、急登を登っている時、なぜゆえにこんな辛い事を!?と自問自答すると思います。
でも、もう少し頑張ってください。
後2時間ぐらい頑張れば、観たいと思った景色に出会えます。そして、その時に「頑張ってよかった」と思えるぐらいの大絶景があなたを待っています。
苦労が報われるほどの威力が涸沢にはあります。
それ故に、今まで感じたことのない達成感を得られる事ができるでしょう。
自然と登山者が創り出すアート
涸沢といれば「テント村」。
涸沢のテント場はMAX2000張以上できます。それが一つの村のように見えるからそう言われています。
登山者一人一人が思い思いの場所にテントを張ります。最初は十数張り、それが数十張り、数百張りと増えていきます。
それにより、「テント場」が「テント村」へと変わります。
それも様々なテントが集まるので、とてもカルフルな村ができあがります。
上には満天の星空、下には色とりどりに光輝くテントの光を楽しむ事ができます。
涸沢は日中も夜も景色に溢れていて、寝る事を忘れてしまいます。
自然と登山者が創り出すアートは一見の価値ありです。
また、その美しい景色の一部に自分のテントも含まれると思うとなんとも言えない喜びがこみ上げます。
涸沢ヒュッテ、涸沢小屋のデッキからテント村が見えます。
そこから「あ、あれはうちのテントだ」と探すのも涸沢テント泊の楽しみの一つ。
不思議な事に遠く離れていても自分のテントはわかるんですね。
それは愛着故なのでしょうか。
涸沢ヒュッテ、涸沢小屋からはそれぞれ異なる景色を楽しむことができるので是非体験してください。
「涸沢」でテント泊をしている事が楽しい
なんだかんだ理由を説明しましたが、結論は涸沢でテント泊をしている事、その行為そのものが楽しいです。
テント泊は小屋泊よりも不便です。
でも、その不便さもが楽しい。試行錯誤するのが楽しい。
涸沢という誰もが一度は夢見る場所でテント泊をしている事が楽しい、刻々と変る景色の移り変わりをタイムリーに見れるのが楽しい。
「何をやるのかではなく、誰とやるのかだ」
この言葉の通り、誰とテント泊をするのかも大切です。
しかし、涸沢という場所でテント泊をしているという行為そのものも大切だと思います。
涸沢に行ってみたい、興味がある。その思いを大切に行動してみてください。
大変な事もあると思いますが、きっと楽しい思い出になると思います。
テント泊装備を背負って登る涸沢までの道のり
「自分はテント装備で登れるのか?」
冒頭でもこの悩みが出ました。それに対してお答えします。
結論、体力があれば大丈夫です。
具体的に言うと、一泊二日の山小屋泊もしくは往復9時間の日帰り登山ができる体力があれば、涸沢のテント泊も可能です。
テント泊装備で登山をすることは簡単ではありません。
テント装備は夏なら13kg、秋なら13kgになります。日帰り登山は10kg以下なので、初めてテント泊装備を担いだら、重さを感じるでしょう。
めげてしまいそうになりますが、涸沢がテント初心者に選ばれる理由があります。
それは涸沢までの標高差は少なく、平地歩きが長いからです。
河童橋から涸沢までの標高差は約800mです。
蝶が岳のテント場までは約2000m、燕山荘までのテント場までの約1300m登ります。
これらと比べると、標高差が少ない事がわかります。
また、平地歩きが長いので、ゆっくり身体を慣らしながら登ることができます。
息が切れずに会話を楽しめる程度に歩く事で疲労の原因になる乳酸は溜まらず、涸沢まで楽しみながら歩ききる事ができます。
白馬岳登山ブログですが、疲労について論文を用いて解説しています。参考にしてください。
では、これから涸沢までの道のりを紹介します。
上高地から横尾まで:ハイキングコース
上高地から涸沢まで約6時間で到着します。
もう少し詳細に説明すると、上高地から明神、徳沢、横尾までそれぞれ1時間ぐらいです。
なので、横尾まで約3時間かかります。
河童橋から横尾までは緩やかなハイキングコースです。普通の観光客も歩いているぐらいなので、そこまで大変な道ではありません。
河童橋からみる穂高連峰はとても画になります。
何回きてもここから写真を撮ってしまいます。
さて、平地歩きの開始です。まずは、1時間かけて明神まで歩きます。
小梨キャンプ場を過ぎると一気に雰囲気が変わります。
多くの人が行き交いますが、自分のペースを守って歩けば問題ありません。
川沿いを歩きながら、ときおり開ける景色を楽しみましょう。
1時間歩くと明神館に到着します。
明神館を正面に左側へ行くと明神橋があります。
明神館の近くには岩魚の塩焼きで有名な嘉門次小屋があります。
なので、この辺りまでは観光客の方も多くいます。
次は徳沢を目指します。
徳沢までの道のりも足を大きく上げる道などはありません。
ゆっくり歩けば問題ありません。
徳沢はお洒落なキャンプ場で有名です。
広い芝生の上に大の字に寝転がったら気持ちが良いでしょうね。
ここのカレーやソフトクリームもとても美味しいです。
また、徳沢や横尾にはお風呂があります。貴重な山小屋の一つです。
徳沢から横尾までも平坦な道が続いています。
横には崖があるので、大雨が続くと崖崩れがあるので、登山前後の天気には気を付けてください。
3時間も歩けば疲れてきます。
「ちょっと、疲れたな」と思ったらそろそろ横尾に到着します。
横尾は涸沢、槍ヶ岳、蝶が岳への分岐点です。
どこの山のエース級の大人気の山。
沢山の人で溢れています。
ここからハイキングコースは終わりです。険しい北アルプスの登山道になってきます。
横尾から涸沢:険しい登山道
「登山装備のない人は山に入らないでください」
横尾の橋を渡るとこう書かれている看板を目にします。
横尾からは今までの登山道とは打って変わり、険しい登山道に様変わりします。
ここから約600m標高を上げていくので、今まで以上にゆっくり登りましょう。
最初の30分はまだ平坦な道が続きます。しかし、そこを過ぎると一気に斜度があがります。
ここから約1時間で本谷橋、約2時間で涸沢に到着します。
斜度はありますが、よく整備された歩きやすい道が続きます。
平坦道と同じスピードで歩かなければ、涸沢まで到着できます。
2のガリー、3のガリー、デブリ沢を渡って行きます。
景色が開けているので屏風岳を観ながら歩けます。北アルプスに来たなと思わしてくれる風景が広がっています。
この辺りから足を大きく上げる場所も出てきます。
毎回、思いますが、よくここまで整備されているなと思います。
人気の理由がわかります。
景観を崩さず、歩きやすい道です。
よく考えられていますね。ありがたいです。
さて、本谷橋に到着しました。
ここは秋でも水量はかなりありますね。
雪解け水が多い残雪期はもっと水量があります。
ここで大休憩を取ります。
ここからは標高500m一気に上げていきます。
今までの道とは打って変わって足を大きく上げないと登れない道になります。
いきなりの全身運動に息切れしてしまいますが、この時にペースを上げると後半が辛くなります。
会話できる程度の速度で、登らないとすぐに疲労して動けなくなります。
景色を楽しむつもりで登りましょう。
ここは青ガレです。
右側は崖になっており、上からは落石もあるので、慎重に素早く通り過ぎましょう。
青ガレも通り過ぎるとSガレに到着します。
Sガレからは涸沢ヒュッテを観る事ができます。
目的地を確認できる嬉しさとまだまだ遠い事に悲しみの両方を味わえます。
その嬉しさと悲しみを感じたなら、歩くとより近くに穂高連峰を感じる場所に到着します。
ここまで来ればあと少しです。ゆっくり確実に登って行きましょう。
ここが一番しんどい場所です。
しかし、登り切れば素晴らしい景色に出会えますので、頑張りましょう。
はい。到着しました。
テントの受付はテント場にあります。時間によってはまだ受付開始していないので、テントを張って待っていましょう。
涸沢テント泊には「コンパネ(板)」が必要?
睡眠環境は大切です。その日の疲れを癒やせるかどうかがかかっています。
帰りも5時間ほどあるので、その日の疲れはその日のうちに解消しなければなりません。
「涸沢 テント泊」と検索をするとコンパネと出てきます。コンパネとはテントの下に引く板です。
なぜ板が必要なのかというと、涸沢のテント場は岩や石がゴロゴロしている場所だからです。
涸沢テント場はとても寝づらい場所です。そのため、板が必要です。
しかし、板は枚数に限りがあり土日は受け付け開始10分ほどで完売します。
「そんな受付開始前から待てるほど早く登れない!!」と思う方もいると思います。安心してください。平らな場所はあります。
〇が書いてあるエリアは石も少なく平らな場所が多いです。
涸沢ヒュッテから離れている場所なので、トイレや水場から離れます。
離れると言っても、5分ほど歩く時間が増えるだけです。
私はここで安眠・快眠できました。よい場所です。
睡眠環境を優先するために、リスク(トイレが遠い)をとって大きなリターン(安眠)を得ましょう。
しかし、極端に石や砂利が少ない場所は水が溜まりやすい場所です。
雨の日などはテントが水没する可能性があるので注意してください。
テント受付、トイレ、水飲み場などの諸事情は?
テントの受付は涸沢ヒュッテと涸沢小屋を結ぶ道の間にあります。
ネットでは15時と記載ありますが、土日は時間が12時から受付を開始しています。
受付開始前でもテントを張って時間まで待機することができます。
なので、上高地を6時に出発して涸沢に12時頃に到着しても15時までゆっくり過ごしましょう。
トイレは全部で20個以上ありました。全てぼっとん便所でした。
お金を払えば誰でも使用できます。使用料金は1回100円でした。
上高地のバスターミナル、明神、徳沢、横尾、涸沢には有料トイレがありました。
明神、徳沢には無料の水飲み場はありません。自販機では購入可能です。
無料で水がくみたい場合は、上高地バスターミナル、横尾、涸沢で汲みましょう。
ただ、近年水不足になっています。
2023年は深刻な水不足で涸沢の水がくめませんでした。
なので、横尾までは水の心配はほとんどありません。空のペットボトル500ml×2本持って行けば事足ります。
ちなみに、ハイドレーションというチューブから水を飲める装置があります。これは便利でしてザックを下ろさなくても飲めます。
水を飲むことはとても大切です。
登山をしていて手足が浮腫んだ経験はありませんか?
それは水分不足により脳が抗利尿ホルモン(おしっこを出さないで!!)という指令を出す事によって水分が血管内に蓄積されます。
結果、手足の浮腫につながります。
予防対策として、10~20分に1回の口に水分を含む事です。
または一時間に一回ザックを降ろして水分休憩をする事です。
10~20分間に一度ザックを下ろすのはかなり面倒くさいです。
そこで、ハイドレーションの出番です。
歩きながらホースで水を飲めるので、自分のペースを崩さなくていいので、疲労を感じにくいです。
また、奥穂高岳や北穂高岳などの過酷な岩登りなどザックを下ろす場所が少ないです。そういう山に登る時は安全確保のために、ハイドレーションがオススメです。
衛生面に心配はありますが、ボトルとチューブが取り外し可能で洗いやすい構造になっています。
洗浄後は綺麗な手ぬぐいやキッチンペーパーを細く丸め、それをボトルの中に入れる事でしっかりと乾燥させる事ができます。
なので、感染面も問題ありません。気になる場合は交換しましょう。
それでも衛生面に不安がある方は、ボトルホルダーがおすすめです。ショルダー部分に取り付ける事でペットボトルなどをホールドできます。
飲みきったら次のボトルと交換するという面倒くささはありますが、取り出しやすさ、勝手のよさがあります。
がぶがぶ水を飲みたいときはペットボトルが最適です。プラティパスはチューブで吸うためガブガブ一気飲みはできません。
一気飲みしたい人、ガブガブ水を飲みたい人はサイドホルダーがいいです。
私のテント泊装備
今回の涸沢テント泊で持参した登山装備を紹介します。
もし、涸沢へテント泊される方は参考にしてください。
夏の登山装備 | |||
---|---|---|---|
ザック | カリマー CougarApex 60+ | 日本人の身体にフィットするザックです。 | |
テント | アライテント オニドーム2 | 自然と前室が作れるテントです。室内空間も広く感じます。 | |
寝袋 | シームレスダウンハガー800#3 | 春夏使える使えるコスパの良いシュラフです。 | |
マット | サーマレスト プロライトプラス | R3.2値です。春夏、場所によっては秋でも使えます。 | |
バーナー | プリムス ガスバーナー | 火力が高く、使い勝手がよいです | |
クッカー | プリムス クッカー | 容量は900mlと400mlなので雪から水作りも容易です | |
ガス缶 | プリムス ガス缶 | 厳冬期以外は普通のガス缶で大丈夫です | |
マグカップ | サーモス マグカップ | 冷めにくいので、長く暖まれます | |
箸 | スノーピーク 和武器 | ねじで固定するので、長さが固定できます。 | |
パンツ | ノースフェイス ロングパンツ アルパインライトパンツ | 薄手ですが破けにくく、歩きやすいです | |
ベースレイヤー | アイスブレイカー スフィア2 | メリノウールだけど涼しく、防臭性に優れています | |
肌着 | ミレー アンダーウェア | 汗を素早く吸収し放散するので、汗冷え予防に最適です | |
山シャツ | カリマー Yシャツ aerial | さっと着られ、襟を立てれば日焼け予防になります。 | |
フリース | モンベル クリマプラス100 | 厳冬期以外に使える品です。 | |
部屋着(パンツ) | Black Diamond ノーションパンツ | さらっと履けるリラックスパンツ。行動着が汚れてもこれを履いて下山できます。 | |
部屋着(上着) | アイスブレイカー スフィア2 | メリノウールは着心地がよいです。 | |
レインウェア | ノースフェイス クライムライトジャケット | 耐水圧はもちろん軽くて動きやすいです。 | |
手袋(防水) | ファイントラック エバーブレストレイルグローブ | 防水性に優れています。 | |
手袋(岩稜帯) | ノースフェイス グローブ | 生地がしっかりしているので、岩稜帯に適しています | |
靴下 | スマートウール ハイククラシックフルクッションクルー | 薄手ですが、クッション性に優れています。 | |
ストック | シナノ トレッキング ポール ロングトレイル | 軽くて長さを調整しやすいです。岩稜以外に必携品です。 | |
ヘッドライト | ペツル ACTIK アクティック | 広範囲を照らします。 | |
ファーストエイド | Kozy More 救急セット | 網羅されている応急セットです。 | |
バッテリー | Anker Power Bank バッテリー | 急速充電がスマホ2回分可能です | |
歯磨きセット | NONIO 歯磨きセット | 口腔ケアはどこでも大切です。 | |
ボディーシート | ビオレ ボディーシート | 汗を拭くだけでもさっぱりします。 | |
日焼け止め | スキンアクア 日焼け止め | 夏の日差しは強いので、予防をしましょう。 | |
行動食 | INゼリー | 暑くて食が落ちても、食べられます。 | |
夕朝食 | アマノフーズ人気商品 | アマノフーズは軽くて、美味しくて、テント泊のご飯も満足度高いです。カレー、雑炊、親子丼など | |
夕昼食 | 尾西のアルファー米 | やはり、尾西のアルファー米は美味しいです。 |
私はテントアライのオニドームを使っています。
テントアライは昔からある老舗です。
細部までこだわる徹底ぶり。それにより丈夫で壊れにくいです。
また、どんな状況でも手早く設営できるように特許技術も持っています。
確かに、同じ場所にいながらスムーズに設営することができます。
詳しい記事はこちらをご覧下さい。
ARAIのオニドームの最大の魅力は元から前室(土間)がある事です。
前室を作らなくていいので楽です。
テントの中に入れないと朝露で靴が濡れてしまうので、必ずテントの中にしまいます。
他のテントだと前室が十分に作れない場合がある一方、オニドームは確実に前室があるので安心です。
靴×2人分、サンダル×2人分、バーナー、調理器具を置いても余裕があるぐらいの広さです。
テントの重量も1.5kg程度です。
最近は軽いULテントも発売されていますが、そういうテントは軽いが故のデメリットがあります。
生地が薄い事による中が透けてしまう、破けやすいなどです。
テント泊を楽しみたいなら、多少重くてもしっかりした生地のテントを選ぶ事をおすすめします。
もし、軽量テントも知りたいと思う方はこちらをご覧ください。
それでもテント泊が不安な方へ
結論、初心者でも涸沢テント泊は可能です。
自分のお気に入りのテントや登山道具を持って登って下さい。
もし、自分だけでは心配な方はツアーの力を借りましょう。
ツアーは登山ガイドが必ず付いています。
自分ではどうしようも無い事もあります。
歩くスピードや栄養補給のタイミング、天気予報などアドバンス知識は一朝一夕では身につきません。
そういう知識ある登山ガイドと登る事で次に活かせる知識や技術を手に入れる事ができます。
もし、不安な方は検討してみてください。
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