穂高連峰に臨む前にあらかじめ備えておきたい事。北穂高に登った初心者が思う事

アルプスの山
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穂高という山を聞いたことはありますか?小栗旬と長澤まさみが主演をつとめた「岳」という映画の舞台です。

穂高連峰は3000m級の山々が織りなす美しい山です。なので、大人気の山の一つです。

でも、自分は登れるのだろうかと不安に思う方はいませんか?私も不安でした。登りたいけど、1人では絶対無理だなと思っていました。

確かに、3000m級だけあって簡単に登れる山ではないです。きちんと準備をしなければなりません。準備しないと簡単に死にます。

そこで、玄人登山家に連れられて穂高連峰を登った学びと、穂高を安全に登るための方法をお伝えします。

この記事を読むことで穂高連峰への道が切り開けると思います。

では、まいりましょう。

【注意】

登山は事前計画が大切です。事故なく楽しく登山をするために、体調面含め必要な登山用品を準備してから登りましょう。

玄人登山家から北穂高の登り方を学ぶ

涸沢から北穂高へ行くルートの一部です。玄人登山家曰く、足場はあると。当時の私には、それがわかりませんでした。

玄人登山家がずっと言っていた言葉をあなた方にも送ります。

「足で登るんだ」

「手全体じゃない、人差足指と中指で石にひっかけろ」

「取っかかりを見つける」

「絶対3点確保しろ」

「できる、焦るな、ナイス!!」

以上になります笑。では、具体的な意図を解説していきます。

要するに、上手く身体を使えって事なんですが、難しいですよ。素人には・・・。

足の置き場、手のかける位置で登りやすさがかなり変ります。手足の置き場がしっかりしていれば滑落のリスクはかなり下がります。

足のつま先よりも母指球を岩場に置くと力が入りやすいです。なぜなら、大腿筋を使うからです。

つま先だとふくらはぎがメインとして使われるので力が入りにくく、疲れやすいです。

足の置き場は高すぎると力を入れるのにかなりの労力が必要です。疲労の原因になります。できる限り、近場の足場を探しましょう。

また、足に重心があると足を上げる事ができません。挙げたい足の重心をもう片方の足へ預けてから登ります。

手は人差し指と中指が1番力が入ります。指先全部は力が分散されます。薬指と小指は力が入りません。

取っかかりは登って行く内に見つけられます。POINTはくぼみや凹凸を見付ける事です。

北穂高から奥穂高へのルートはやばい

北穂高から奥穂高へ向うルートの一部です。断崖絶壁、落ちたら100mぐらい真っ逆さまです。

北穂高-奥穂高のルートはやばいです。北穂高はなんと行けます。70歳台のおじいちゃん、おばあちゃんも登っていたので、登り方を知っていれば登れます。

ただ、北穂高-奥穂高ルートは岩場初心者だけで登るのは危険です。約3時間で行けると思って侮ってはいけません。

なぜかというと、足場はあるけど踏み外したら下は崖、足場が狭い、逆スラブ、長い鎖場、足の置き場が難しい急登などがあるからです。

写真をお見せしたいのですが、写真を撮る余裕がなかったので写真はありません。それぐらいのルートだと思ってください。絶対三点確保の場所です。

北穂高→奥壁バンド→最低コルです。コルとは1番低い場所という意味です。ここからは奥穂高山荘に向けて登るだけです。

最低コルまでは登ったり降りたりをします。降りる場合は急坂?崖?もあるのでザックが引っかからないように後ろ向きでおります。

私は後ろ向きの方が性に合っていますが、中には下がみえなくて不安という方もいます。

オケツでずりずりと降りるのもありです。試してみてください。その際は、ザックが岩に当たらないように注意してください。反動で落ちます。

北穂高-奥穂高ルートで1番怖かったのは、真下がストンと抜けている壁をボルトの足場を登った時です。絵を描いてみました。イメージを膨らませる参考までに。

今思い返しても怖かったですね。呼吸数が爆上がりです。

「そこに手をかけて。はい、足をかけて。そう。登る!!」と玄人登山家の指示の元に登りました。

わかりますか?ボトルを踏み外したら真っ逆さまでした。隣の岩は登る場所はないので、ボトルでのぼるしかありませんでした。怖かったー。玄人登山家がいてよかった。
少しくぼんでいる狭い足場に足を置いて、山肌に寄りかかりながら歩きます。

危険だけども1度は登る価値がある穂高連峰

北穂高山頂からみた絶景。奥に見えるのが槍ヶ岳。手前に見えるU字は大キレット

穂高に登る価値はあります。穂高は綺麗です。登る途中の景色も良く、山頂の景色は絶景です。穂高連峰は本当におすすめです。

ただ、岩場初心者だけで登るのはかなり危険です。

足の置き方、手の置き方、身体の使い方、危機管理など登り方、降り方以外にも沢山のPOINTがあります。無知で穂高に挑むと命を失います。

では、どうしたらいいのでしょうか。

穂高に登りたい!!と思ったあなたへ送るベストAnswer

Answer1:知り合いの穂高経験者と登る

これが1番いいですよね。気心知れているし、予定も合わせやすい。登山以外の行き帰りも想いで話に花が咲き、お酒も美味しい。

次はどこへ行こうかと相談し、友情も深まり、一石二鳥。

まあ、そのような方がいれば、もうお願いしていますよね。年を取れば登山を登る友人も少なくなり、登るのは自分だけ。という方もいるかと思います。

では、そういう方はどうすればいいのか

answer2:ツアーガイドをお願いする

私は燕岳登山にはツアーで行きました。雪山で死にたくなかったので笑。

ツアーガイドの良いところは登山プロがいる事、色々な人と知り合える事、1人参加の方もいるので、1人で参加しても恥ずかしくない&怖くない、人見知りだけど登山が緩和してくれて友達ができる。です。

ツアーガイドのデメリットはお金がかかる事、ある程度時間が決まっている事、団体行動をしないといけない事です。

自由を求める民としては時間が決まっていて団体行動をする事に抵抗がありました。しかし、学べば次から1人で行けると思うと我慢できました。

そして、なぜだか登山は人見知りを緩和してくれます。不思議ですが。知らない人とでも綺麗な景色を見ると自然と会話が弾みます。登山をされる多くの方々は紳士淑女だからかもしれませんが(sakizaki調べ)

answer3:どうしてもマンツーマンがいい人は個人ブログへアクセス

時間に縛られるのは嫌、団体行動は嫌、マイペースに登りたいと言う方は個人ブログにアクセスして個人交渉をしましょう。

マンツーマン登山ガイドを生業としている方もいます。その方のホームページにアクセスしてガイドを依頼しましょう。

マンツーマンガイドのメリットはなんと言っても自由です。時間、コースなど色々自由です。登りたい山に登らせてくれるでしょう。

デメリットはお金が高いです。団体ツアーガイドの2~3倍ぐらいかかります。もう一度言います。高いです。色々合わせて10万円ぐらいかかるのではないでしょうか。

このお金を払ってまでマンツーマンツアーがいいのかは個人の考えだと思いますが、私は団体ツアーで技術を学び、次から自分で自由に登るのがコスパいいと思います。

どこの登山ツアーがいいのか

おすすめは「やまどうぐレンタル屋」さんです。

①メジャーな山からマイナーな山まで豊富なツアーがそろっている。

②雪山はもちろん。一年中ツアーが催行されている。

③日本山岳ガイド協会の知識・技術のあるツアーガイドさん

④ツアー参加者は登山グッツを無料で借りれるところです。

登山ツアーはクラブツーリストさん、アルプスエンタープライズさん、HISさんなど色々あります。大手だけあって安いツアーもあります。

しかし、山道具のレンタルをしていません。

3000m級の岩場登山をこれからもやるかわからないのに、1万円以上もするヘルメットを買うのか、岩場で足が傷つかないように2万円ほどするビックウォールパンツを買うのか。

多くの方は躊躇するでしょう。

そう考えると、「やまどうぐレンタル屋」さんはコスパがいいです。

初心者が経験者になるためのステップですから、最初からお金をかける必要はありません。

岩場登山が自分の肌にあったら自分の身体に合ったお気に入りの登山アイテムを買えば良いです。

詳細はやまどうぐ屋さんのホームページを確認師で下さい。

まとめ

玄人登山家に連れられて北穂高に登って思った事を記事にしました。結論、穂高連峰を登るには山のプロもしくは経験者と登らないと危ないです。

コスパのいい登山ツアーに申し込んで、自分の経験知を挙げてから自由に自分らしく登山を楽しめば良いと思います。

色々な山を登りましたが、穂高は格別ですね。景色が美しい。絶景。さすが3000m級なだけあって景色を遮るものがなく、普段見れない景色をみせてくれます。

ぜひ、穂高登山へチャレンジしてみてください。

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