憧れのままで終るのはもったいない。初心者でもできる涸沢テント泊。

アルプスの山
【景品表示に基づく表示】

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あの有名な涸沢でテント泊をしてみたい。でも、自分は登れるのか、テント泊ができるのかと不安に思っている方は多いはずです。

私も不安でした。

でも、大丈夫です。初心者のあなたでも登れます。テント泊できます。

なぜなら、テント泊初めて&涸沢初めての私ができたからです。

涸沢のテント場の景色は噂通り美しいです。写真以上かもしれません。

また、テントの中から観る風景は言葉になりません。自分の特別な空間ができた、そんな感覚です。

自分のお気に入りのテントやシュラフ、マット。お気に入りのお酒やおつまみを片手に景色を眺める。

最高です。

食後はお気に入りのコーヒー豆をミルで挽くとコーヒーの良い匂いがします。挽き立て入れ立て、そして絶景を観ながらのコーヒー。

最高です。

テント泊でしか味わえない感動が待っています。自分には出来ないと諦める前にこの記事を最後まで読んでみてください。

最後には「登れるかも」や「涸沢でテント泊したい」と思うでしょう。

では、参りましょう。

【注意】

登山は事前計画が大切です。事故なく楽しく登山をするために、体調面含め必要な登山用品を準備してから登りましょう。

sakizakiのプロフィール – PIXTA https://creator.pixta.jp/@prof1919341/

よく聞く「涸沢」とはどんな場所?

北アルプスの涸沢。今までに1度は聴いた事があると思います。太古の世紀を越えて氷河が創り上げたのが涸沢カールです。

カールとは山地において、氷河の源流部で形成された谷のことで、氷河の侵食作用によって形成された地形の1つです。

北穂高、奥穂高、前穂高など3000m級の雄大な山々を観ることができる場所です。その雄大な山々に朝日が燦々と浴び、赤く染まる穂高の峰々のモルゲンロートは有名です。

また、「涸沢の紅葉をみずして穂高を語るな」と言われるほど紅葉が美しい場所です。(紅葉渋滞と言われるほど人々がやってきますが・・・。)

山小屋は「涸沢ヒュッテ」と「涸沢小屋」の二つがあります。上高地から登って行くと最初に出会うのが「涸沢ヒュッテ」です。

涸沢ヒュッテは本館と別館があります。部屋も壁で仕切られており、個人空間が確保されており、快適です。

涸沢小屋は奥穂高や北穂高に行くルート沿いにあります。涸沢ヒュッテよりも少し上に位置しています。涸沢小屋から観る穂高連峰やテント村(テント場)の風景は絶景です。

涸沢テント泊が楽しい理由

sakizakiのプロフィール – PIXTA https://creator.pixta.jp/@prof1919341/

雄大な穂高連峰が目の前

テント場の目の前には涸沢カールがあります。

つまり、穂高連峰が目の前ということです。テントから顔を出せばすぐその絶景を観ることができます。

これは小屋泊では体験できません。小屋から外にでないと観れないからです。

自分のテントから出て、お気に入りのコーヒーを片手に穂高連峰に映るモルゲンロートを観ることができるのはテント泊をしている人の特権でしょう。

達成感が半端ない

上高地から涸沢まで約6時間かかります。

重たい荷物を背負い、本谷橋からは急登を登ります。正直、なぜゆえにこんな辛い事を!?と思います。

それはあの絶景を観たいという思いからです。

登った者にしか観れない景色があります。

だからこそ、達成できた時は最高です。

里山やキャンプ場では味わえない「自分はやったぞ!!」「重たい荷物を持って登ったぞ」という感覚。

達成感MAX。

涸沢について自分のテントを張ったという事実

満足感MAX。

これにつきます。初心者だと特に実感するでしょう。

景色の一部になれる

涸沢といれば「テント村」。

涸沢のテント場はMAX2000張以上できます。それが一つの村のように見えるからそう言われるのでしょう。

そのテントからもれる光がなんとも美しい景色を作り出します。

その美しい景色の一部に自分のテントも含まれると思うとなんとも言えない喜びがこみ上げます。

涸沢ヒュッテ、涸沢小屋のデッキからテント村が見えます。

そこから「あ、あれはうちのテントだ」と探すのが楽しいです。遠く離れていても自分のテントはわかるんです。

愛着故なのでしょうか。

涸沢ヒュッテ、涸沢小屋からはそれぞれ異なる景色を楽しむことができるので是非体験してください。

なんだかんだ涸沢のテント泊をしている事が楽しい

なんだかんだ理由を説明しましたが、結論は涸沢でテント泊をしている事、その行為そのものが楽しいです。

テント泊は小屋泊よりも不便です。

でも、その不便さもが楽しい。試行錯誤するのが楽しい。

涸沢という誰もが一度は夢見る場所でテント泊をしている事が楽しい、刻々と変る景色の移り変わりをタイムリーに見れるのが楽しい。

やってみないと伝わらないものもあります。是非、やってみてください。

涸沢テント泊=楽しい。という気持ちがわかると思います。

私のおすすめテントについて

私はARAIのオニドームを使っています。

理由は設置がとても楽だからです。約5分で設置可能です。詳しい記事はこちらをご覧下さい。

こちらが実際に涸沢で立てたテントの写真です。

涸沢で自分のテントを設営した時はテンションがあがりました。いくつになっても願いが叶う時は嬉しいモノです。

ARAIのオニドームの良さを説明します。

ARAIのオニドームは元から前室(土間)がある事です。

単純に楽です。他のテントは土間を作らなければなりません。

前室(土間)がある事で、靴の置き場が確保出来ます。おかげで、朝露に濡れなくて済みます。

靴×2人分、サンダル×2人分、バーナー、調理器具を置いても余裕があるぐらいの広さです。

テント装備を持って涸沢ルートを登るのは過酷なのか

「自分はテント装備で登れるのか?」

と思いませんか?

日頃から登山をされている方や日頃から運動習慣がある方ならば問題ないと思います。

運動週間がない方でも6時間歩き続ける体力があれば問題ありません。

なぜならば、崖道や岩登りがあるわけではなく、登山道も舗装されておりかなり歩きやすいです。

なので、初心者も登りやすい道だと思います。

上高地から涸沢までは約6時間でつきます。横尾までは緩やかなハイキングコースです。

横尾から涸沢までは登山らしい道になります。

私の体験をお伝えします。

9月のテント泊装備は約13kgでした。ザック2.2kg、テントは1.48kg、シュラフ1.08kg、マット0.5kg、防寒着2kg、水2kg、お酒1kg、食料1kg、ガスやバーナー0.5kg、その他2kgです。

いつも10kg以下で登山をしているので不安でした。

確かに、急登もありましたが、休憩をこまめに入れる事で問題なく登る事が出来ました。

膝の古傷や翌日の筋肉痛が心配でしたが、サポーターと大きな筋肉を使わないで登る事で筋肉痛は起きませんでした。

結論、初心者でもテント泊装備を背負って登る事ができます。

ちなみに、

オニドームよりも軽いテントはあります。しかし、それには理由があります。

MRSはメッシュがあるため低山の夏では過ごしやすいですが、それ以外の場所や時期では寒くて快適にすごせません。

モンベルなどは吊り下げ式では耐久性が心配です。(スリープ式の方が製法技術が必要なため)

そうすると、finetrackのカミナドームARAIのテントの二択となります。

私は扱いやすさでARAIのテントにしました。

涸沢テント泊には「コンパネ(板)」が必要?

睡眠環境は大切です。その日の疲れを癒やせるかどうかがかかっています。

涸沢テント泊と検索をするとコンパネと出てきます。コンパネとはテントの下に引く板です。

なぜ板が必要なのかというと、涸沢のテント場は岩や石がゴロゴロしている場所だからです。

なので、涸沢テント場はとても寝づらい場所です。そのため、板が必要になります。

しかし、板は枚数に限りがあり土日は受け付け開始10分ほどで完売します。

「そんな受付開始前から待てるほど早く登れない!!」と思う方もいると思います。安心してください。平らな場所はあります。

〇が書いてあるエリアは石も少なく平らな場所が多いです。

涸沢ヒュッテから離れている場所なので、トイレや水場から離れます。

離れると言っても歩行時間が5分増える程度です。

私はここで安眠・快眠できました。睡眠環境は大切です。

リスク(トイレが遠い)をとって大きなリターン(安眠)を得ましょう。

しかし、極端に石や砂利が少ない場所は水が溜まりやすい場所です。

雨の日などはテントが水没する可能性があるので注意してください。

テント受付、トイレ、水飲み場などの諸事情は?

テントの受付は涸沢ヒュッテと涸沢小屋を結ぶ道の間にあります。

ネットでは15時と記載ありますが、土日は時間が12時から受付を開始しています。

受付開始前でもテントを事前に張って待機することができます。

なので、上高地を6時に出発して涸沢に12時頃に到着しても15時までゆっくり過ごしていれば良いと思います。

トイレは全部で20個以上ありました。全てぼっとん便所でした。

お金を払えば誰でも使用できます。使用料金は1回100円でした。

上高地のバスターミナル、横尾と涸沢には無料の水飲み場と有料トイレがありました。

明神、徳沢にはトイレはありますが水飲み場はありません。自販機では買えます。

なので、水の心配はほとんどありません。空のペットボトル500ml×2本持って行けば事足ります。

ちなみに、

ハイドレーションというチューブから水を飲める装置があります。これは便利でしてザックを下ろさなくても飲めます。

登山をしていて手足が浮腫んだ経験はありませんか?

それは水分不足により脳が抗利尿ホルモン(おしっこを出さないで!!)という指令を出す事によって水分が血管内に蓄積されます。

結果、手足の浮腫につながります。

予防対策として、10~20分に1回の頻度で水分を摂取する事です。

ただ、その度にザックを下ろすのはかなり面倒くさいです。

そこで、ハイドレーションはとても便利です。

特に、穂高などの過酷な岩登りなどザックを下ろす場所が少ない山で便利です。

歩きながらでも飲めるので、ペースを崩さなくていいのもメリットの一つです。

衛生面でも心配はありますが、ボトルとチューブが取り外し可能なモノや洗いやすいモノをあります。

洗った後、綺麗な手ぬぐいやキッチンペーパーを細く丸めます。それをボトルの中に入れると水滴を全て取り除くことが出来ます。

それでも衛生面に不安がある方は、ボトルホルダーがおすすめです。ショルダー部分に取り付ける事でペットボトルなどをホールドできます。

飲みきったら次のボトルと交換するという面倒くささはありますが、取り出しやすさ、勝手のよさがあります。

がぶがぶ水を飲みたいときはペットボトルが最適です。プラティパスはチューブで吸うためガブガブ一気飲みはできません。

一気飲みしたい人、ガブガブ水を飲みたい人はサイドホルダーがいいです。

結論、初心者でも涸沢テント泊は可能か

結論、初心者でも涸沢テント泊は可能です。

自分のお気に入りのテントや登山道具を持って登って下さい。

そして、涸沢カールの雄大な景色を堪能して欲しいです。

1度は観るべき景色の一つだと思います。

是非、自分の足で登って楽しんで欲しいと思います。

では、またお会いしましょう。

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