阿弥陀岳へ登るなら、美濃戸口から南沢を通って行者小屋へ進み、中岳との分岐から山頂を目指すのがメジャールートです。
でも、阿弥陀岳の登山口はそれだけではありません。舟山十字路(ふなやまじゅうじろ)から御小屋尾根(おごやおね)を登るルートもあります。
美濃戸口(八ヶ岳山荘)はトイレも温泉もあって便利ですが、人が多く、駐車場も夏は争奪戦です。
この記事では、人が少なく静かに山を楽しめる舟山十字路の駐車場を、初めての方でもイメージできるように紹介します。
結論:舟山十字路駐車場は約15台・無料・トイレなし。夏は2WDでも問題なく行けるが、冬は除雪が一部だけで急な坂もあるので4WD+スタッドレス(チェーン携行)が安心。トイレと買い物は手前で済ませて。
注意
本記事は筆者が訪れた時点の情報と登山記録をもとにしています。路面状況や料金、施設の利用条件は天候や季節で変わります。最新情報をご確認のうえ、ご自身の判断でお出かけください。万一事故が起きた場合も、当サイトでは責任を負いかねますのでご了承ください。
まずは動画で駐車場までの道をチェック
駐車場までの道や駐車場の様子が、約1分でわかります。
舟山十字路駐車場の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 舟山十字路駐車場 |
| 台数 | 約15台(ゲートの前後に分かれて停める) |
| 料金 | 無料 |
| トイレ | なし(登山道の途中にもない) |
| マップコード | 218 472 800*88 |
| 近くのコンビニ | なし(県道17号の近くまで下りる必要あり) |
駐車場にも登山道にもトイレはありません。周辺はゴルフ場や別荘地で、コンビニもないので、トイレと買い物は県道17号の近くで済ませてから向かいましょう。
駐車場までの行き方
八ヶ岳山荘(美濃戸口)へ向かう鉢巻道路の途中から、丸山別荘地へ入ります。「八ヶ岳登山口 舟山十字路を経て阿弥陀岳へ登る」と書かれた看板が目印です。

別荘地を通り過ぎた先、山の中にひっそりと駐車場があります。美濃戸口から赤岳山荘へ向かう林道よりも、ずっと走りやすい道です。
駐車場の手前はすれ違いにくい
駐車場の直前、数百mほどは道幅が狭く、すれ違いが難しい区間があります。
対向車が来たら、広い場所で待ってあげましょう。駐車場はゲートの前と、その手前に分かれています。満車でも別荘地の道路には停めないようにしましょう。
冬は2WDで行ける?
夏道は2WDでも問題なく登れます。ただし、雪道になると話は別です。
駐車場までの道はまっすぐなので緩やかに見えますが、鉢巻道路から駐車場までは急な坂があります。
除雪されるのは一部だけで、凍結すると2WDでは登り切れないことが多いです。雪が深いと、轍を走っても車の底がついてスタックすることもあります。
YAMAPの活動日記を見ても、冬の様子は日によって違います。
- 2WD+チェーンで登れた人もいる
- 雪が深い日は2WDでは登れなかった人もいる
- 車高の低い車は、轍で底がつかえてスタックしやすい
| 時期 | おすすめの車 |
|---|---|
| 夏〜秋 | 2WDで問題なし |
| 冬・残雪期 | 4WD+スタッドレス。2WDならチェーン必携、雪が深い日は無理しない |
冬に2WDで行くときは、途中で無理だと思ったら引き返す勇気も大切です。美濃戸口(八ヶ岳山荘)から登る計画に切り替えるのもひとつの方法です。

舟山十字路から登れるルート
御小屋尾根から阿弥陀岳へ
駐車場からしばらく林道を歩き、御小屋山を経て御小屋尾根を登ります。
樹林帯を抜けると景色が開け、後半は岩場やハシゴもある、登りごたえのあるルートです。美濃戸口よりも人が少ないので、静かな山歩きを楽しめます。
- 御小屋山まで:駐車場から1時間半ほど
- 阿弥陀岳山頂まで:日帰りでも長い行程。早朝スタートで、時間に余裕を持った計画を
- 水場・トイレ:ないので、水と携帯トイレを持っていく
私は阿弥陀岳からの下山で御小屋尾根を使いました。そのときの様子はこちらの記事で紹介しています。

阿弥陀岳南稜(上級者向け)
舟山十字路は、バリエーションルートの阿弥陀岳南稜の起点でもあります。一般登山道ではなく、岩登りの技術と経験が必要なルートです。初めての方は御小屋尾根から登りましょう。
車がない人の行き方
舟山十字路へ行く路線バスはありません。行き方は、自家用車・レンタカー・タクシーの3つです。
JR中央本線・すずらんの里駅から駐車場までは約10kmです。タクシーだと往復で1万円近くかかることもあるので、レンタカーのほうがお得になる場合が多いです。
公共交通機関で行くなら、バスで美濃戸口まで行き、美濃戸口から阿弥陀岳に登るのがいちばん楽です。
マイカー
- 東京駅から舟山十字路駐車場:約182km/約2時間半
- 中央道・諏訪南ICから鉢巻道路を経由
- 高速代・ガソリン代は出発地や時間帯で変わるので、事前に検索しておきましょう
前泊・下山後の宿を探すなら
早朝スタートの日帰りは、前泊すると楽になります。下山後に温泉宿でゆっくりするのもおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. トイレはありますか?
A. 駐車場にも登山道にもありません。手前で済ませ、携帯トイレも持っていきましょう。
Q. 何台停められますか?
A. 約15台です。美濃戸口ほど混みませんが、休日は早めに着くと安心です。
Q. 冬は2WDでも行けますか?
A. チェーンで登れた人もいますが、雪が深い日は難しいです。4WD+スタッドレスが安心です。
Q. 初心者でも阿弥陀岳に登れますか?
A. 御小屋尾根は後半に岩場やハシゴがあり、行程も長めです。山に慣れてから挑戦しましょう。
まとめ|静かに阿弥陀岳を楽しむなら舟山十字路
- 約15台・無料・トイレなし。買い物とトイレは手前で
- 丸山別荘地の看板が目印。駐車場手前はすれ違いにくい
- 夏は2WDでOK。冬は4WD+スタッドレスが安心
- 御小屋尾根は人が少なく、景色も岩場も楽しめる
喧噪を離れて、静かに山登りを楽しめる登山口です。いつもと違うルートから阿弥陀岳を眺めに、ぜひ足を運んでみてください。


コメント